全固体電池が蓄電池を変える
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年6月13日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第228号》》
蓄電池の価格がどんどん安くなっています。
当社は、HAUWAIという中国企業の蓄電池は、今後扱っていこうと考えていますが、このHAUWAIというのは、携帯電話のメーカーでした。
現在でも、携帯電話を作っているようですが、一時の勢いはもうありません。
携帯電話は、5Gという規格が世界を席巻して、HUAWEIがいち早く開発にこぎ着けたのですが、アメリカに邪魔をされて、半導体も手に入らなくなったために後退しています。
現在、最先端の半導体は、サムソンとTSMCと、INTELの3者しか実際に作れません。
線幅が4ナノというのが、現在の最先端ですが、製造機械もほんの一部のメーカーになっています。
以前は、ニコンやキャノンといった日本の光学機器メーカーが露光装置を作っていたのですが、7ナノ線幅の時点で脱落してしまいました。今ではオランダの企業しか、4ナノの露光装置を作っていません。
このあたりは、私の前職の時の情報です。当時はTSMCに電極を販売していました。この電極はシリコンウエハにスパッタリングといって金属イオンを打ち込むときに使います。
半導体の製造プロセスは、秘中の秘ですが、大まかなガイドラインは出ています。
閑話休題
携帯電話とその交換機を思うように作れなくなったHUAWEIは、太陽光パネルのためのパワーコンディショナーと蓄電池の製造を始めました。
社内には沢山エンジニアがいますからね。
とても使いやすくて、リーズナブルな機器だということです。
リチウムイオン電池
現在の蓄電池は、リチウムイオン電池といわれるもので、大きな衝撃が加わると爆発的に燃焼をします。
どうなるか?
というと、少し前にPCが燃えるという現象がありましたが、あれが起きます。
絶対にやってはいけませんが、試しに古いPCのバッテリーに釘を打ち込むと、爆発するといわれていました。
それでは、自動車事故が起きたときに、死亡事故が起きてしまうので、この爆発対策はかなり進んでいます。
液体をゲル化したり、激しい化学反応を起こしにくい材料に変えているというわけです。
全固体電池
その欠点を全て無くしたのが前日トヨタが量産化を宣言した全固体電池です。
これまでのリチウムイオン電池の場合は、ゲル化していますが液体の中をイオンが電池内を移動します。
ところが、全固体電池は文字通り、全てが個体のため、激しい化学反応が起きず、充電スピードも今までの10倍以上と高速になります。
しかも、今までのリチウムイオン電池だと、最大でも1万回の充放電はなかなか難しかったのが、全固体電池では、この3倍以上の充放電回数になりますので、劣化もしにくいというわけです。
まだコストが高いのですが、今後コストが下がってこれば、全ての住宅に標準的に搭載されるようになると思います。
2030年頃には、核融合も動き始めるということですから、2030~40年頃には、エネルギー革命が起きていると思います。
それまで、あと7年ですか、楽しみにしたいと思います。
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