価格帯ごとに勝者 高級住宅編

おはようございます。

MX代表のみなとです。

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工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年6月12日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第227号》》

これまでは、ローコストとして、こんな風な層を書いてきました。

土地+建物合計で 2000万円以下 カチタスなどの買い取り再販

         2500万円前後 建売・分譲住宅

そうすると、その上に位置するのが、秀光ビルドなどの超ローコストですね。土地建物を合わせて2500~3200万円ぐらいに位置するのがこの企業群です。

仕様的には、建売住宅と大きな差は無いのですが、注文住宅としてプランの自由度を売りにしています。

この層には、アイ工務店という最近伸び盛りの企業もいらっしゃいます。

アイ工務店は、手頃な価格と性能のバランスで受注棟数をぐっと伸ばしています。建物本体価格で、2000万円以上、2500万円以下というゾーンで商品展開しています。土地が500万円前後だとして、土地建物で、2500から3000万円というゾーンです。

この価格帯は工務店として、対応できますが、利益率が低めになるか、建物サイズは25坪前後とかなり小さくなってしまいます。

中高級層

その上に、本体価格2500~3500万円の中級層。ですが、これだと土地が500万円でも、3000~3500万円。土地が1000万円だと4000万円になってしまいます。

福岡などの好景気に沸いているエリアは、更に500万円以上高い、4500万円以上が価格の中心層になっています。

その上に、本体価格4000万円台の大手ハウスメーカーがいますが、このゾーンを攻められる工務店は数がとても少ないのが現状ですね。

建物価格4000万円台だと、建物が大きいか、デザインに凝って、内装建具まで自社で設計するなどのしているか、性能が断熱等級7よりも更に高性能化などかなりニッチな商品になってしまいます。

結論から言えば、その結果として、工務店は建物本体価格が2000~3500万円ぐらいの狭いエリアに団子状態というのが現状でしょう。

同じ価格帯で、自然素材も、高性能住宅も、全館空調システムなども全てごちゃっとしています。

これでは、小さい差別化をやっても大きく差が生まれません。

更に、この層にお客様も固まっているので、大手ハウスメーカーが規格住宅というのを投入してきています。

これからは、その層を避ける工務店も多く出てきそうな予感です。

この下のコンパクトハウスにいくか、この上の超高級住宅に行くどちらかではないでしょうか。

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Posted by 湊 洋一