コストダウンのために無駄な空間減らす
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月14日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第237号》》》
コストで大切なこと
コストダウンが急務ですよね。
現在建築価格の高騰が深刻になっており、過去坪55万円で建てていた会社が坪70万円になっているという話をよく耳にします。
総額では300万円を超えて、500万円に迫りそうな値上げ幅です。
30坪とすると、坪単価で15万円を越えてくる額になります。
こんな時は、コストダウンはしたくてもなかなかできません。
値下げ交渉しようものなら、ではできません。やれませんという話になります。
ですので、コストダウンはこんな感じでやるしかありません。
- 商品のグレードを落とす
- サイズを小さくする
商品のグレードもそもそもこれ以上落とせないとは思いますが、サイディングでも商品を絞ったり、フロアーを安いものに変えたり、4人家族までだったらトイレを減らしたりします。
一番面白かったのは、バスタブを諦めてシャワーだけにしたことでしょうか。実際にそんなお客様もいらっしゃいました。
ただ、とにかくダウングレードは住宅の寿命や見た目に関わるところなので色々問題上がります。
建物のサイズを小さくするためには
であれば、建物のサイズを小さくするためには、こんな点に注意すると良いでしょう。
- 子供部屋は小さくする
- 無駄な空間はなるべく少なくする
- 部屋の用途は重複させる
- 収納計画を綿密に行う
- 乾太くんを入れると物干しスペースがなくなる
子供部屋は以前にも書きましたが、R+ハウスの場合は、3畳にするというのが考え方です。6畳のものを3畳にできて、かつお子様が2人いる住宅であれば、延べ床面積を3坪(10平米)小さくする事が可能になります。
次の、無駄な空間を減らす、用途は重複させるというのは、かぶりますが、とにかく使っていない空間を減らすことでコストダウンが可能になります。
無駄な空間の代表例が、収納でもない、居室でもないという空間ですね。
つまり、部屋と部屋をつなぐ廊下とか、リビング内の無駄なスペースです。
これをいかに圧縮するか?これで、コストが100万円以上異なります。
廊下を910mmx3,600mmつまり、2畳分節約できると、1坪程度のダウンサイジングが可能です。
収納を15平米程度のものを10平米程度にできると、ここでも5平米(1.5坪)程度の節約になります。
もちろん、このあたりはしっかりお客様と話をして事前に許可を取らないといけないですけれども。
更に、乾太くんを入れて物干しスペースをなくしましょう。
花粉症の方は浴室乾燥機付けて物干しをするのかもしれませんが、家族が3人以上いるとそれでは場所が足りません。
良く屋内でリビングで物干しをしている方を拝見しますが、あれも見苦しいです。
サンルームがある間取りを見かけますが、このご時世勿体ないですね。
この4つのトータルで、5坪以上は小さくできます。8坪小さくできる可能性もあります。
坪単価は70万円だとすると、5坪減だと350万円、8坪減だと560万円は販売価格を下げることが可能です。
建材が安いところは使っていない空間はゆとりでしたが、家を建てること画才大目的のお客様は、ついつい断熱や構造なので基本スペックを下げる方向に行きますが、それだと生活の品質が下がってしまいます。
であれば、品質低下を招かない程度に建物を小さくしていくというのも工務店の使命ではないでしょうか。
坪単価が高い会社ほど効果が大きな手法だと思います。
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