ロシア危機
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月5日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第228号》》》
歴史は回る
これまでの歴史の通り、パンデミックと言われる伝染病の流行の後に戦争が起きました。
これは、1920年頃に流行ったスペイン風邪の後に、日本の満州侵攻といっても良い、満州事変を経て、世界各国の介入の後に、日本の国際連合脱退につながります。
その後、世界恐慌を経て、第二次世界大戦へとつながります。
なんだか、暗い時代と思われるかもしれませんが、意外に明るかったようですね。人口も増えていましたし、経済成長も順調でした。
そのあたりは、現代とは異なりますが、まるで同じような状況が作られていることに驚きます。
ちなみに、スペイン風邪は、当時は国際化という動きの後に起きた現象です。
世界同時で同じような病気が蔓延するというのは、それだけ人が行き来していたという事を意味します。
日本から上海は定期便が頻繁に運行していました。
現代のロシアのウクライナ侵攻はどんなことが起きるのか考えてみました。
ロシア侵攻の影響
まずは、燃料が高騰します。
ロシアは、天然ガスの輸出が世界的に見てもかなり多く、欧州のガスは主にロシア産でした。現在はこれを100%止めています。
更に、原油の産出も行っていたため、原油価格が高騰しています。
コロナ禍が世界的には終わったことになっており、現在は需要が増えている状況でしたので、そこへ来ての産油国の市場からの排除は、市場に与える影響は絶大です。
更に、SWIFTといわれる銀行間の送金システムからもロシアの主要銀行が排除されてしまいました。バックアップとしては、人民元を介しての取引が可能なようですが、基本的にはドルの取引はほぼできなくなったと思っていいです。
その結果、ルーブルの急落と、市場金利が急上昇しています。つまり、ルーブルは価値がなくなっているという訳です。
今後、ロシアは、経済的には追い詰められていきます。そのため、戦争を継続できないようにしたいと思っているの依正が、なかなか難しいのが現状です。
ロシアは国土が広く、資源も、食料もあるため、かなりの戦争継続能力があります。
食料と言えば、ロシア、ウクラナイともに欧州の穀倉地帯になっています。小麦の一大産地です。ウクライナは戦争で、ロシアは銀行取引停止措置で、小麦が生産できない事態が考えられるので、現在小麦が高騰しています。
住宅市場への影響
現在の、ウッドショックが更に継続しそうです。
ロシア材は、シベリアの奥地から中国東北部を経て、大連高から出荷されるルートか、ロシアの西側、北極圏に向いている湊からも出荷されます。
日本に入ってくるのは主に中国での加工品が入ってきますが、日本での活用は構造材と言うよりも、合板でした。
カラ松を合板の表層材として使っています。
また、飯田産業グループが600億円でロシアの製材会社を買収していますが、今後は構造材としての活用に期待していた矢先の、ロシアの制裁です。
今度取引を増やそうとしていた方々からは落胆の声が漏れてきそうです。
市場はつながっていますので、今後制裁が長引くようだと、かなり供給が滞る自他になるかもしれません。はじめは合板から、徐々に影響が広がりそうです。
今後の見通し
では、今後どうなるのか?
これはプーチン氏の考えが100%ですので、彼が進行が失敗だと判断して軍をひけばいいのですが、当然ですがウクラニナはますますEUやNATOとの関係を深めることが予想されます。
ですので、欧州としては撤退に見返るとして、NATOやEUとの切り離しを約束するしかありません。現在、和平交渉が進んでいますが、これに仲介役がなく、直接交渉になっていますので、決まるもの決まりません。
プーチン大統領としては、最大の成果はウクライナの全土掌握と保護国化です。これは無理としても、最低限の約束は今後10年間はNATOの駐留も、EUの加盟もないという約束が最低限です。
これが、英国、フランス、ドイツなどが主導して交渉の仲介役ができるか?が今後の鍵ですね。
戦争は嫌です。早めに停戦に合意してもらいたいものです。
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