大手vs中小2
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
オリンピックは無観客ですか。
そうきましたか。予想外でした。
でも、総理が選挙対策で決めたという
報道を見て納得。
酒類の提供だけではなく、問屋と金融機関を
巻き込むってどれだけ姑息なんだろう。
なんだか気分の悪いニュースでした。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
今日のブログは、大手vs中小の2日目です。
今回はちょっと断熱についても書きますよ。
では、2021年7月9日の断熱ブログ4号目いってみよう!
大手と中小の差は、現場とチェックリスト等の確認差だという事を書きましたが、もう一つ大きな差は自由度の差なんです。
今日はそのあたりについて書いていきたいと思います。
2.設計ルールのちがい
大手の場合は、営業からヒアリングが上がってきて、プラン図面を設計が書くことになるわけですが、厳然としたルールがあります。
それは、工場で作る構造体や壁がある関係上、サイズやピッチなどのルールが決められています。そのルールに則って、設計担当が図面化して行くということになります。
例えば、その会社が耐震等級2が標準になる場合は、必ず2以上の数値が取れる、更にデザイン的には自社のデザインルールもしっかりありますので、くそダサい建物にはなってきません。
逆に中小の場合は、細かいルールがありませんので、お客様の要望通りの建物になるわけです。
ただし、ここに落とし穴があるのは、お客様は生活にしか興味が無いわけですね。
ですので、構造的にどうなるのか?建築基準法ギリギリなのか?それとも許容力度計算で評点が1.6とか充分すぎるほどの耐震性能が出るのかは、作り手のモラル次第になるわけです。
断熱性能や窓の位置やサイズなども、温熱を考えてか?外観を考えてなのか?それとも、お客様の要望だけを100%満足させようとしてなのかによって、結論が全く変わってきます。
個人的には、お客様の要望も大切ですが、プロとして温熱性能、窓の位置とサイズ、そして耐震性能の全てを満たして考え抜いたプランを提出して、その理由をしっかり説明すればお客様にとっても、工務店にとってもいいのになと思いますが、意外に少ないのが現状ですね。
個人的にはHEAT20の断熱性能は必ず説明して、どうして自社がこの性能なのかを調べておいて欲しいなと思いますが、そのあたりはまた別の機会で述べたいと思います。
3.広告・宣伝などのちがい
大手の場合は、テレビCMと総合展示場の出店が集客の基本ですが、最近はWEBを使っての集客が盛んに行われています。SUUMOなどへの出稿など含めて全方位で広告宣伝を行っているのが大手の特徴です。
同じ事を中小で行うことはできますが、やるだけ無駄です。費用もかかりますが、費用に見合ったお客さまが獲得出来る保証はどこにもありません。
それよりも、上手くいっている工務店は大手や他の中小工務店のお客様から不満に思っていることを解説する事を訴求するのが良いともいます。もちろん面と向かって大手の不満を解消しますと訴える必要はありません。
デザイン的な部分、温熱的な部分を大手ができないところまでしっかりと行う事が工務店にとって生命線になると思っています。
もちろん、価格での差別化があっても良いのですが、安いを売りにすると最終的に利益率を削っての販売ということになります。単価の安い商品は、利益額も小さくなりがちで広告宣伝費がいくら少なくとも、最終的に赤字に位置いるケースも少なくありません。
個人的には粗利率と粗利額に注目して工務店経営をするべきだと考えているので、極端な低粗利での商売はお勧めしません。
そして、よくいわれますが、値上げして潰れた会社よりも、値下げして潰れた会社の方が多いので、安易な値引きは禁物です。
ですので、断熱も他社より少しでも良い断熱を選んで欲しいと思っております。
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