会社は倒産しない Vol.1006_2019/5/8

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1006 2019年5月8日号

おはようございます。
みなとです!
米中の貿易戦争がちょっと激しくなりそうですね。
そのせいでかなり株価が下がっていますね。
こういうのは、ボディーブローのように
効いてくるんですよね。
消費税を上げないで選挙という可能性を先日政府の
金融当局者から直接聞いたので、その可能性もゼロでは
ないですが、まだ可能性は薄いとしかいえません。
消費増税法案を廃案にするための
選挙をすればまた自民党の勝利なんでしょうか。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

 会社は倒産しない

昨日はかなり生臭い話を書いて申し訳ありませんでした。
金融知識というのは経営をしていく上で、本当に大切です。
そして、最近融資コンサルが非常に
多くなってきていますので、
そのあたりをサポートしてくれる
会社というのが今後皆さんの所に
やってくる可能性はありますね。

さて、ご存じのように会社というのは、
経営者がもうダメだと思うことによって
倒産してしまいます。

経営者が個人保証を差し入れていることも多いので、
会社の破綻は、すなわち自己破産になる場合が
多いのですが、実は経営者がダメだと思わないと、
会社ほとんどの可能性として倒産しません。

倒産というのはプロセスが必要でして、
破産管財人の弁護士を選定して、
債権者会議を行います。
そして、負債総額を算出して、資産を、
負債の金額の割合で分割していきます。
この場合は、労働債権(つまり給料の未払い分など)が一番強く、
次に税金、社会保険料なので、未払いの給与や厚生年金、
健康保険などがあると資産はほとんど
残らないという事になります。

ただし、会社が倒産してくれると債権者にとって
メリットもあって、債権を回収できないという処理を行うと、
利益をその分減らすことが出来ます。

会社が倒産しないと、債権者はいつまでも入金の
見込みがない債権を抱えることになります。
それはそれで問題ですからね。

ですが、社長が倒産しないと決めると会社は
倒産させられません。
実質破産の申し立てという処理も裁判を起こせば
可能ですが、破産管財人にかかる費用は、
債権者が負担しないといけなくなります。

因みに、手形二割などで、既存の銀行取引はかなり
難しくなりますが新規に口座を開けば、
それもあんまり関係ないですよね。

しぶとく粘って一発逆転という事も可能な場合も
可能性はゼロではありませんよね。
社長が諦めなかったらという前提ではありますが。

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Posted by mx-eng