三つ星シェフとパッシブ設計

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2021年12月20日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第156号》》》

お客様の希望

我々作り手は、お客様の希望を叶えるという使命があります。

なので、お客様が望んでいる間取りをなるべく実現してあげたいという考えがあります。

それはそれで、商売を行っていく以上必要なことです。

一方で、パッシブ設計をすれば光熱費をなるべく少なく、しかも快適な住宅になる事は解っている事です。

パッシブ設計というのは。冬の日差しはなるべく取り入れて、夏の日差しはなるべく遮る。

更に、春秋は通風を取るというのも、パッシブ設計ですが、春秋の通風は快適性には関係あるものの、期間が短いという致命的な欠点があります。

夏は、温暖化の影響もあって6月の下旬から暑くなって、9月の20日過ぎでもまだまだ暑いです。冬は、11月の中旬から寒くなって、4月の10日ぐらいまで夜は少し暖房が必要です。つまり、春秋というのは、10月と4月の後半と5月とその前後を合わせても3ヶ月有るかないかです。

つまりは、残り9ヶ月は冷房か、暖房、あるいは除湿のいずれかの形でエアコンが動いている時期を指します。

そして、お客様が望むからといって、西側に大きな窓を作ったらどうなるでしょうか?

夏に暑い部屋ができてしまいます。特に夏の夕方は午後7時ぐらいまで日が入ってきます。そして、たっぷりとエネルギーを屋内に送ってきます。

要望か?快適性か?

こんな時はどうすれば良いのでしょうか?

レストランで考えてみたら良いと思います。

町の洋食屋さんでは、お客様の要望がすべてです。マヨネーズが苦手なお客様にはマヨネーズを控えます。アレルギーではなくても嫌いなものは沢山有ります。

辛いもの、わさび、甘いもの、しょっぱいものなどなど、お客様によって千差万別ですね。

これが三つ星シェフだったらどうでしょうか?

もちろんアレルギーが有るモノは問題がありますが、三つ星シェフに味をあれこれ注文をつける人がいるとしたら、よほどのグルメか、常連さんだけだと思います。

つまり、何が言いたいかと言えば、専門家としてどれだけ尊敬されているか?という点と、どうすれば美味しい料理ができるのか?です。

いくら町の洋食屋さんでも、不味くなる要望が出されたときに、それに従うか?という問題もあります。

お客様の要望でしたので、ちょっと味が落ちるかと思いましたが、そのまま出しました。

こう言ってしまうシェフのレストランにまた行きたいですか?

僕であれば、いくらお客の要望でも、プロなんだから、それは不味くなるなら言って欲しいし、不味くならないように調節すべきだと思います。

住宅も同じです。

パッシブ設計で光熱費が安くなる、快適性が増すのであれば、そう伝えるべきです。

北側の窓を大きく取りたいというお客様には、なんとか採光のための最低サイズに説得すべきです。

東側の窓が寝室に欲しいと言われたら、朝日がまぶしいので、朝ゆっくり眠れませんし、夏は午前中から暑くて眠りが浅くなりますから止めませんか?と伝えるべきです。

もし、皆さんの中でお客様の要望だから、仕方ないと思っている方がいらっしゃったら、それは町の洋食屋さんですらしないということを理解しないといけません。

つまりプロではないということですね。

最近のお客様は本当によく勉強されています。なので、何でも知っている気になりますが、お客様は商売のための知識を入れているわけではなく、あくまで趣味の延長線上でしか有りません。

実際の建築にかかる詳細は知りませんので、皆さんがしっかりリードして、快適で、エコな住宅をしっかり建ててあげて欲しいと思います。

また、改めてパッシブ設計の基本についてはじっくり書いてみたいと思います。

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    Posted by 湊 洋一