どうして沖縄では断熱が必要ない!といわれているのか 前編
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年2月8日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第205号》》》
沖縄では断熱性能はあまり関係が無い
7地域といって、鹿児島市のような南国でも、一応断熱等級4というのが決められています。なお、数値的には5~7地域は全く同じになりますので、なんというか差が全くありません。
そして、8地域に関しては、この断熱性能の規定がありません。
どうしてこんなことになるかを、当社でシミュレーション掛けてみました。
建物の間取りは、ホームズくんで提供している標準の間取りです。
この間取りは142平米とちょっと広めです。
で、4つの居室にエアコンと取り付けるパターンでシミュレーションしてみました。
当然ですが、同じ間取りですから、光値筆のうち、エアコン以外の空調、照明・家電、給湯、調理などはすべて同じ数値になります。
それを、UA値0.85と0.47で比較してみました。
エアコン4台パターンなので空調費が高めですが、結果としてこんな感じでした。
実際の数値は?
こんな感じでした。
換気 年間 ¥15,067
給湯 年間 \31,027
照明 年間 \8,323
調理・家電 年間 \77,209
なお、暖房費は沖縄の人によると、実際は少し使うということですが、0円でした。
ですので、変わるのは冷房費のみです。(下記は全部年間費用です。)
UA値0.85 エアコン4台、日射遮蔽あり \17,514
日射遮蔽なし \20,135
UA値0.47 エアコン4台 日射遮蔽あり \18,574
日射遮蔽なし \21,661
ということで、断熱性能が高くても、普通でも使う電気代には差が無いということがわかりました。
この日射遮蔽あり・なしというのは、夏の日射を積極的に遮ることを指します。
沖縄で高断熱については、条件を変えてあと1日書いていきたいと思います。
これで終わっては、沖縄での高断熱か住宅は進みませんからね。
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