断熱が義務化されると?
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年1月12日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第179号》》》
2022年のタイムスケジュール
住宅の断熱に関しては、今年はエポックメイキングな年になります。
長らく断熱等級4が最高等級でしたが、断熱等級5と6が新設されるという事です。
更に、断熱等級7も設置されるかもしれません。これに関しては先日までパブリックオピニオンが書き込めたので、多くの方が参加されたようです。
そして、タイムスケジュール的には、3月からは断熱等級5と6が認定されて、公示されます。施行は9月から有力ですね。これに7が加わるかどうは微妙な情勢です。
ただし、この断熱等級7は今年認定されなくても、来年以降早い時期に認定されることになると思います。
更に、2025年までの間に、断熱等級4が義務化されます。
これもまだ確定ではありませんが、昨今の情勢から見ると確実に義務化されると思われます。
そうすると、断熱等級4以下の断熱性能は認められなくなります。
当たり前ですが、そうすると断熱等級面で4以下がなくなることになります。
新断熱等級1
その結果として、断熱等級は4が、1になると予想されます。
耐震等級も1が義務基準ですから、断熱等級も1が義務基準になるでしょう。
そうするとどうなるかといえば、下記のようになると予想されます。
断熱等級4⇒ 義務基準 新断熱等級1へ
断熱等級5(ZEH)⇒ 新断熱等級2
断熱等級6(G2) ⇒ 新断熱等級3
断熱等級7(G3) ⇒ 新断熱等級4
5地域だけは、HEAT20とは違う数値になりそうですが、1~4地域と、6,7地域はこの通りになりそうです。
そうなると、断熱等級7が最高等級になります。
今は過渡期で、Twitterとか見ていても、樹脂サッシはダメみたいな、よくわかっていない設計士さんとか、付加断熱は必要ないみたいな層もいるにはいるんですが、それらが一掃される事になります。
もっとも昭和50年代にグラスウールが本州で普及されてきた当時も、今まで無断熱だったのに、断熱なんているのか?あれは北海道のものだろうという人がいたり、断熱はグラスウールで充分だという人がいました。
先日も書きましたが、グラスウールはとてもいい断熱材ですが欠点もあります。
ということで、このように認定が変わると、多くの工務店さんは修正を余儀なくされるだろうと思っています。
もちろん、断熱性能が高くなっても、住宅が高くなりすぎて売れなくなっては困ります。
そのための安く高性能にできる工法の開発は急務ですが、多くの工務店さんが、UA値0.3前後のモデルハウス建設を始めているのを見るにつけ、業界も今年は大きく動くんだろうなと思う次第です。
何度も書いていますが、UA値0.26を標準にすることはありませんが、対応の準備だけは始めて下さい。よろしくお願いします。
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