高断熱住宅の価格を超えた価値とは?3
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年10月30日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第105号》》》
響きにくいヒートショック
工務店の皆さんは、すぐに『ヒートショック』という言葉を使います。大手も結構使いますよね。
これを聞いて、お客様が『やばい!いい性能の家にしないと!』と思うかというとそんなことありません。
だって、こうなんですよね。
これは消費者庁の通達なんですが、30代の施主が、高齢者の入浴中の事故に注意するか?といえばしません。
確かに、入浴中の事故は多いですけども、なにせ30代の方は高齢者ではないのです。
彼らが高齢者と呼ばれるのは最低でも30年は先です。
人間、30年も先の話をされて興味を持ってくれると思います?
皆さんはどうです?20年後のために、保険に入りましょう!といってはいる人もいるでしょうが大部分は、今現在のことが一番、どんなに先でも5年ぐらい先が見通せば十分だろうと思うのです。
高齢者対策として話しても意味が無い
なので、断熱性能を上げるというのは、光熱費の節約が第1で、第2が子供や家族の健康が、施主になる30代の方々の興味があることなんです。
では、30年後、40年後に興味が無いか?というと、ちょっとはあります。
理由はちょうどその頃に住宅ローンが終わるからなんですね。
住宅ローンは、35年組むのが一般的ですから、35年後どうなっているか?これに思いをはせる数少ない瞬間です。
そのタイミングで、念のため、この話をすると興味を持っては一応いただけます。
でも、このような話はほとんど興味を引きません。
理由は困っていないからです。ご両親が高血圧で夭逝されていたら別ですが、それ以外に興味を持って貰う可能性はゼロです。
僕もセミナーではさらっと触れますが、興味を持ってくださるのは住宅ローンの金利とか借り方だけで、この辺は『ふーん』という反応です。
否定的ではないけれど、そのためにローンの支払いが上がるのなら必要ないということですね。
健康から断熱性能に興味を引くのは無理なのか?
では、断熱性能から健康に引っ張るのはできないか?といえば、この前の号の子供の健康という関連で興味を引く以外ありません。
この高血圧、ヒートショックで興味を引くのは、まさに高齢者向けに断熱改修や建て替えを売るときだけで寸。
穴なたたちは70代で全員死にます!
とかって引くキャッチコピーを読んで貰うと、かなり引くでしょうね。
だって、誰しも苦しんで死にたくはないわけですからね。
ということで、この項目は最後になりましたが、高齢者になったときの住宅環境の話をいくらしても意味がありません。
もし、やるとすると性能を上げておかないと資産価値が下がる!
これは効きます。なので、こちら系の主張は今後出てくるかなと思っています。
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