夏に湿度を下げる工夫 4

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアングの湊です。

さて、今日も工務店さんの役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2022年9月28日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第427号》》》

前置き

流石に、工務店さんもこの概念図から、システムをパクれるとは思わないと思います。

当社としては、このシステムの素晴らしいところを説明するために概念図を作成したのであって、開発者の権利を侵害したり、当社が類似のシステムを開発する意図ではありません。

なお、現在、当社では大手研究所から、当社の顧問としてお越しになった方と共同で、安価なシステムを考えています。そこで、このシステムの空気を引くという点を取り入れられないか検討している事だけ申し添えておきます。あくまで検討であって、有償で販売するか?あるいは無償で技術供与するか何も決まっていません。

栃木の工務店+設計事務所さんによれば、更に開発を進めてより完璧なシステムにして行くという事です。

この方々に教えを乞いたい方は、是非とも新住協に入会されるといいです。新住協の素晴らしいところは、会員同士が教え合っているところですね。基本的に工務店同士なので、そこに主従の関係はありません。

https://shinjukyo.gr.jp/entry/

工務店だけではなく、当社のような断熱メーカーなども多数参加されています。

概念図

このシステムは、エアコンを中心としたシステムになっています。

各居室から回収された空気は、必ずエアコンを経由して、冷房されたり、暖房されたりして、冷房時は主に服抜け上部から冷気が、暖房時にはおもに1階の床面のガラリから暖気が供給されます。

そして、階間をチャンバーとして空気を回収してくる空間として活用しています。

階間は1階にも2階にも面しているので、最小限の工事で空気が回収されていきます。

なお。この図にはありませんが、熱交換換気システムがあります。この熱交換型換気システムのSA(サプライエア)は、エアコンに直に接続されています。

このシステム全体の風量が時間あたり450から500立米ということでした。

これは、YUCACOシステムの要求している1500立米以上に比べるとかなり小さいです。

YUCACOシステムでは、風量が少ないと運ぶ空気の温度差が大きくなるといっていますが、そもそもQ1住宅のレベル3以上ということになると、冬に建物から奪われる熱や、夏に建物に侵入してくる熱が小さくなるので、HEAT20のG2 よりもいい性能を要求しているYUCACOシステムに比べて、外皮性能は高く外気の影響は遙かに小さくなります。

ここにYUCACOシステムを並べて書いているのは、当社がYUCACOの会員であると言うことと、YUCACOの開発者の坂本雄三先生が、風量についてご意見を述べられているからです。

どちらも、多くの工務店が取り入れる素晴らしいシステムですが、YUCACOシステムがもう10年ぐらい前に開発されたために、建物の性能に関してはハンデがある事が否めないですね。

どちらかを使って、どちらかをおとしめる意図はありませんので、ご了承くださいませ。

当社は、かなり多くのシステムを見ながら、日々勉強させていただいています。

当社は多くの技術者のご意見をなるべく多くの志のある工務店さんにお伝えする事が目的で、決してそれが100%営利だという事はありません。

今回の炎上騒ぎは、当社としては不本意ではありますが、この騒ぎを通して、当社の取り組みに賛同いただける方が増えると良いなと思っています。

アンチを増やしても当社の得はないですからね、

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Posted by 湊 洋一