シミュレーションは必ず比較検討を
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年9月14日の断熱ブログ第69号》》》
シミュレーションはある方が良い
家を建てるときに、光熱費や室温のシミュレーションは有った方が良いです。
それは絶対ですよね。
例えば、こんな感じです。これは、当社が水戸で手がけた物件です。年間の光熱費が19.4万円になります。この建物はUA値0.42で、ウレタン+EPS外張りになっています。
そして、これが4等級のシミュレーションです。こちらの年間光熱費は、32.7万円します。
お客様には、このグラフを見せながら光熱費がどうなるか?などを伝えると、住んだあとのイメージがし易いです。
その他にも室温やなかんかもシミュレーションできます。これがLDKの年間温度分布です。UA値0.42の建物でエアコンをきちんと回しているとこんな数値になります。(この上の赤っぽいのが、室温で下の水色が外気温です。幅があるのは1日の気温を示しているからです。)
こちらから、お風呂の室温です。もちろん、お風呂にお湯を入れるということなどは考慮されていません。脱衣所の室温とほぼ同じになります。LDKにエアコンがあると、水回りには暖気が直接は回らないので、こんな数値になってしまいます。
シミュレーションは営業用
ですので、お客様に対してかなり説得力を持った家づくりが提案ができます。
これをやる会社とやらない会社があるとしたら、それはやる会社が受注できます。
ですので、LIXILもYKKもシミュレーションソフトを出しています。当社の場合は、ホームズ君を使って作っています。
この他にエアコンのサイズ、数、設置場所などもシミュレーションできますので色々試していただきたいと思います。
ただし、問題は建物を売るためにシミュレーションがある。だから使う。売れたというのだけでは不充分です。
必ず建てた住宅の光熱費を検証する
このシミュレーションについて説得力を持ってお客様に提案できるかどうかは、実際に検証することが重要です。
建ててみた住宅を施主のご協力をいただいて、確認するとか、センサーを使って室温を測定させて貰うとか色々できます。
そうすると、そのシミュレーションと実際の関係性がどんどん解ってきます。
1棟だと誤差がどのぐらいか解らないのですが、5棟以上の実データとシミュレーションデータを比較することによって、自社の家づくりについてのかなりの知見を得ることができます。
そうすると、実際に自信を持ってお客様に提案もできますし、お客様も納得して貰いやすいですね。
そのあたりは、当社では一番かけているところです。断熱屋としてはデータ取得できるチャンスというのは非常に低いとは思います。
ですので、当社の断熱を使ってくださる工務店さんには、センサー類の無償貸し出しなども行っていますので、ご相談ください。
無償でセンサーは貸しますが、データを共有いただくというのが条件です。
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