付加断熱の世界

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2022年2月21日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第218号》》》

◆付加断熱をすると何が良いのか?

断熱性能は、この5つで決まります。

屋根

ドア

このうち、ドアは面積も小さいのですが、結露は一番弱いところに起こるので、ドアもそれなりの性能が必要です。

一般的に注目されるのは、小屋裏と壁です。

窓は、中程度の断熱であればペアサッシ。ただし、基本的に樹脂サッシの方が無難です。理由は、10年後にはシングルガラスがほぼ消えたように、樹脂アルミの枠もなくなっているからです。

床は、床断熱をするか、基礎断熱をするかで結果がまったく異なりますが、全館空調を考えると床下空間は絶好のチャンバーになります。チャンバーというのは密閉空間のことを指しますが、今回の例は、すべての部屋とつながっている空間ということになって、それは床下が一番です。

そこをダクト代わりに使えるのは、コストも余り増えないいいメリットだと思います。

そして、窓という制約はあれば、どんどん厚くしやすいのが壁という事になります。

そのため、壁に充填だけではなく、付加断熱(外張り断熱)をするというのは手っ取り早く断熱性能を上げるためにはいい手段です。

では、どんな家になるのか?

UA値が0.35よりもいい住宅になると、こんな点が変わります。

  1. 外が今何度なのか余り気にならなくなる
  2. 夜寝る時に、最低限の寝具があれば充分になる
  3. ついつい、エアコンをしっかり効かせて24度ぐらいで生活してしまう。

この間も住み始めた、一条工務店のグランセゾンで、子供が暑くて起きたという例がありますが、圧倒的に夜に暖かいという実感があります。

結論から言えば例外なく、2年目からは、24度という温度帯で生活し始めてしまいます。

その結果として、寝具や部屋着のバリエーションがぐっと少なくなります。

普通の断熱の4等級程度の住宅だと、布団はこのぐらい必要です。

羽毛布団

中間期用綿入れ

毛布

タオルケット

これらの掛け布団が必要になります。ところがUA値0.35以上の性能の家に住むと、まずは羽毛布団が不要になあります。

性能や暖房器具によっては、毛布も、中間期用の綿入れの掛け布団も不要になるそうです。

そうなると、かなり暖かくて満足度も上がりますよね。

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Posted by 湊 洋一