エアコン一台で全館空調
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年7月31日の断熱ブログ第26号》》》
エアコン1台で全館空調
工務店の方々にとっては、当たり前でも一般の方々は全然知らないことって言う知識のギャップが減ってきています。
ただし、それは凄く勉強している一部のエンドユーザーさんだけです。
7月29日にでも書きましたが、現在熱心に勉強して少しでもいい家を手に入れたいという高学歴層は全体の15%に迫ってきている感じがしますね。
日本の場合は、理系の大学卒というと人口の10~15%程度ですから、このあたりを中心に高性能住宅の需要が伸びてきそうです。
そして、『エアコン1台で全館空調』というキャッチコピーは、そんなことができる訳がないという一般的な考えから、できる会社があるんだというパラダイムシフトが起こり丁度そんなタイミングにさしかかっています。
やれるという表明
では、どうすればできるのでしょうか?
一番簡単なのは、株式会社MXエンジニアリングに丸投げです。
当社に断熱の施工を発注いただければ、簡単なエアコンの配置図面を提供します。
普通の2階建てであれば、大きな問題が無く、エアコン1台で全館空調のプランニングが可能になります。
ですが、そんなことぐらいは自分でできるようにしたいとお考えの方にヒントをお伝えします。
まずは、シミュレーションですね。
先日お伝えしたソフトウエアを手に入れるのが一番早いです。
手計算でもできますが、時間もかかります。
更にシミュレーションソフトの場合は断熱、窓の位置、エアコンなどを変化させると、室温や電気代がどう変わるのか?
という疑問に簡単に答えが出せると言うことですね。
その上で、なるべく消費エネルギーが小さくなって、台数も少ないエアコンを設置すると『エアコン1台で全館空調』が組み立てられます。
失敗しないために
でも、ほとんどの工務店さんが失敗を恐れて、なかなか踏み込めないと思います。
当社としては複数の実践例があります。なので、肝が解っています。
でも、はじめは床下エアコンや小屋裏エアコンをいきなりやるのでは無く、リビングのエアコンで建物全体を暖めるにはどうすれば良いか?
とか、2階の廊下に設置したエアコンで家全体を涼しくできないだろうか?
と考えていただければ良いのではないでしょうか。
それで、あれば例えばもし寒かったらエアコンを1台追加するとか、暑かったらエアコンを主寝室に追加で取り付けるなどすればいいわけです。
それを事前にお客様にお伝えしておけば、お客様も十分にご理解いただけると思います。
何れにしても、完璧な空調は10棟以上の経験が必要です。
当社も10棟までは実戦経験がありませんので、そのようにお伝えした上でプランニングをしています。
技術を評価されます
そして、『エアコン1台で全館空調』ができると、皆さん自身の会社が評価されますよね。
もちろん、塗り壁やキレイな梁みせの天井など大工技術、左官技術が評価されることはいいことです。
でも、1日自宅にいても温かい、涼しいというのはお客様に引き渡してから評価されることです。
その場合は当然ですが、口コミが増えてきますし、多くの場合は引き渡してからがお客様に感謝されることになります。
良かったら一緒にチャレンジしてみませんか?
断熱性能、HEAT20のG2グレードぐらいの性能があれば充分に対応できると思います。そのあたりも相談に乗ります。
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