今さら聞けない木材保存処理のこと
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていはきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年11月8日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第372号》》》
先日ザイエンスという会社の方がお越しになりました。
この会社は、元々は枕木や木製の電柱の保存処理をメイン事業にしていました。
木製の電柱は無くなって、現在は枕木だけはJR東日本などを中心に販売しているそうですが、主力が住宅へと変わっているそうです。
どうして、こんな会社を読んだかというと、当社のEX断熱に問題があります。
長期優良住宅の通気無し
EX断熱などの湿式外張りの弱点は、通気が無いことです。
通気が無いということは、長期優良住宅を取ろうと思うと、劣化等級3を取得しないといけません。
劣化等級3というのは、木材の寿命を延ばし、建物の寿命を延ばすためのものですが、木材の防腐処理が必要になります。
その処理の基準が、JASという農林水産省が推進する基準になります。
これには、下記の表のようにK1からK5までのグレードがあります。
K1は気休め程度ですが、建築物の構造体には、K3という処理で劣化等級3が取れます。
ちなみに、K5処理までありますが、こいつは雨が当たるような所でも長期間耐えてくれます。
土台の木材と土台から1m(正式にはGLから1mだが、主事によっては基礎天端からという場合もあり)の柱には、K3処理が必要と書かれています。
K3というのは、JASで定めるものです。
ところが、こいつの認定がかなり遅いのです。そのため、公益財団法人日本住宅・木材技術センター(住木センター)の定めるAQ1~3という2つの基準があります。
ややこしいのは、K5が最高基準ですが、AQは1が最高基準になります。
K2=AQ3
K3=AQ2
K4=AQ1
と数字の重みが真逆になっています。
K3処理は、相当品でも良いと書いてありますので、実際はAQ2に木材を使った方が良いと思います。
湿式外張り断熱を左列場合+長期優良住宅が欲しい場合は、基本プレカット屋さんが対応してくれます。
1度詳しいセミナーをやってみたいと思います、
ちなみに、日本ではAQ2相当の木材の処理を行うのは、4社しかありません。
コシイプレザービング(大阪) (https://www.koshii.com/)
ザイエンス(東京)(https://www.xyence.co.jp/)
大日本木材防腐(名古屋)(https://www.xyence.co.jp/)
兼松サステック(東京) (https://www.ksustech.co.jp/whm/)
ただし、必ずプレカット屋さんに聞いてみてくださいね。
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