建物のシミュレーションで解ること

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年11月17日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第381号》》》

ようやくこのブログも400日を超えそうです。いや、長いっちゃ長いですが、1年なんてあっという間でした。

さて、11月も下旬になりつつあり、ジャパンホームショーも終わって本格的に冬支度ですね。

何度も書いていますが、冷房よりも暖房のエネルギーの方が圧倒的に高いです。

ですが、条件を整えると、ほとんど暖房費が掛からないシミュレーションも作れます。

たとえば、断熱等級7を超える建物は、暖房を止めても部屋の温度が15度~18度になります。このときの暖房は、夜から朝に掛けて少し暖めるぐらいで、日中はまずは暖房を必要としません。

暖房を止めた時の室温はこんな感じ。東京でUA値0.24の時のモデルプラン時の数値です。15度だとちょっと肌寒いので長袖のカーディガンとかで暮らせば良いのかなと。

シミュレーションできると?

建物をシミュレーションできると色々面白い極端な例を作ることができます。

例えば、暖房をなくす、冷房をなくすとどうなるか?UA値を0.45前後から、0.20前後に変えていくと光熱費はどう変化していくのか?

ここで、シミュレーションする場合は、条件を変える場合は、2つの条件を変えるのはよくありません。

1つだけ変えていくと、その条件変更の要因がよくわかります。

そうやって最低な性能を求めるということをやっている工務店はありませんから、今後はそんな事を売りにする会社が現れても不思議はありません。

いずれにしても、シミュレーションを使うとできることがこんな事になります。

建物の光熱費

建物の室温の変化

窓の変更による室温の変化

換気システムを変えたときの室温の変化、光熱費の変化 などなど

そして、

シミュレーションがどれだけ正しかったのは、自社の建物の室温と光熱費の1年分のデータを取って比較すると、今後の提案に役に立ちます。

これは、キチンとしたデータを取ることで、大学の論文クラスの威力があります。やる方はめったにいらっしゃいませんが、シミュレーションは、現実の数値と比較してこそ生きるんじゃ無いですかね。

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Posted by 湊 洋一