プロ施主対策 1

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年7月12日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第256号》》

プロ施主

という言葉を聞いたことがありますか?

これまで、施主は工務店の言いなりでした。情報にギャップがありすぎたからです。

ですから工務店はデザイン、価格、人柄で選ばれて、技術で選ばれることはまれでした。

これに対して、YOUTUBE、ブログなどで勉強した施主が、プロはだしの発信力を持った方を、プロ施主と呼びます。

これは、新建ハウジングさんが最初に言い出した言葉らしいですね。

さて、この手の施主が増えているので、すでに接客されたかもしれません。その対策をちょっと考えてみたいと思います。

プロ施主のスタイル

プロ施主にはいろいろなスタイルがいらっしゃいます。それを、少しタイプ別に分けたいと思います。

  1. 本格プロ施主

このタイプは、技術職の方に多いタイプです。

建築も、室内環境も全て物理現象の積み重ねです。

ですから、キチンと数字で説明が可能なのです。構造力学、熱力学などの物理系の知識を組み立てて行くことができます。

高度な設計者は組み立てられますし、医師やエンジニアリングの理系の技術職の方も同じよう計算ができます。

このような方は、下手に対抗せず、まずは話を聞いて、間違っている情報は間違っていると指摘するとキチンと理解していただけます。

ただし、推測で話をする場合や、素人は黙っていろというメッセージをこちらが出すと、こちらが解っていないと思って去って行きます。

会話は数字を使って行うぐらいでないといけません。

2.聞きかじりプロ施主

ブロガーやTwitterなどで、中途半端な知識で検討する方がいらっしゃいます。

未だにやっている、『最高の』とか、『究極の』みたいな台詞に惑わされる方々です。

自分で計算せずに、『○○さんがこう言っている』というのが特徴です。

正しい発信者を信奉してくれると良いのですが、明らかに間違っている方を信じているとなかなか説得するのに骨が折れます。

この場合は、東京大学の前戦線や、近畿大学の岩前先生のような権威を出すと良いでしょう。

必要なら相談に乗れますし、当社から質問もできますので、こんなお客様が来たら連絡ください。

3.発信型のプロ施主

このタイプもやっかいで、Twitterやブログなどで発信されている方が極端に増えました。

正しい知識で発信されている方は大いにお勧めですが、ごく少数間違っている発信や、企業の細かい失態を報告しているサイトも散見されます。

この手の方は、発信している内容によって間違った情報や必ずしも間違いとは言い切れないが、極端に不利になる情報を発信されている場合は、フェードアウトした方が良いと思います。

例えば、ビニールクロスは絶対にダメだという方や結露したら何が何でもダメという方もいます。

常時結露はとてもまずいですが、極端な気象条件でうっすら結露する場合は場所によっては許容できる場合もありますので、深追いしない方が良いと思います。

明日は、対策をしっかりお伝えします。

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Posted by 湊 洋一