電気代を安くするためのノウハウ3

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます。

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年6月4日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第219号》》

電気代の削減をテーマに、お伝えしてきましたが、今回が最終回になります。

第一話 太陽光パネルの搭載

第二話 節約+給湯+冷暖房のキモ

これらの点をお伝えしてきました。

正直なところ、この2日分の内容でほとんどの節電テーマはカバーしています。

多分他にも色々ネタはあると思いますが、新築の場合は絞れるところには限りがあります。

中古住宅の場合は、白熱球、蛍光灯の撲滅である程度節電はできます。これに加えて、エアコンの更新、冷蔵庫の更新、太陽光の制御に、断熱改修までやれば、新築並みには節電ができるようになるでしょう。

ところが、中古住宅ではスケルトンリフォームしないとなかなか難しい点があります。

それが、エアコンの集約なんです。

エアコンの機能

エアコンは、1台設置すれば、冷房と暖房の両方に使えます。30年ぐらい前にはクーラーと呼んで居ましたし、暖房がおまけ的なものでした。

ところが、現代のように住宅がまあまま高性能になると、エアコンの暖房機能だけで充分に建物を暖めることが可能です。

しかし、地方の中古住宅に行くとエアコンの暖房機能が十分に働きません。理由は2つあって、1つは機密が悪いので、暖房の温度が低すぎて、暖かくなりにくいという問題があります。

ファンヒータの出口温度は100度を超えているので、少量でも高い温度が一気に供給されます。エアコンの暖房は、精々60度ぐらいなので、どんなに設定温度を上げても機密が低い住宅だと暖かくならないのです。

更に、外皮性能も良くないので、どんなに暖めてどんどん熱が逃げます。

それが、エアコンでの暖房は使えない!といわれる理由なんです。

その逆で、気密性能がそこそこで、外皮性能もUA値が0.5W/平米Kを切る様な建物では、50~60度の音分でも建物が充分に24度ぐらいにはあげられます。

24度あれば、真冬でも暑すぎるぐらいになりますね。

この話は、1台のエアコンの話で、各居室にエアコンを取り付けるような従来のやり方では、UA値が0.46W/平米kを超えるような性能の住宅では多すぎるのです。

エアコンの乗数表示は昭和50年代初頭の高度成長期から何も変わっていないので、必要以上に能力が大きくなっています。

今の6畳用であれば、25坪ぐらいまでの1階は充分に暖房できますし、太陽湖をたっぷり取り入れれば、建物全体を暖めることが可能になります。

冷房も同じ事がいえます。

ただし、暖気は上がっていきますし、冷気は重いので下に溜まります。この違いはあるのですが、基本的に暖房も冷房もエアコンが1台ないし、2台で建物全体を暖めることも、冷やすこともできます。

これが、エアコンの集約と呼んでいることです。

この話が最終的に、全館空調システムまでつながるのですが、全館空調システムは非常に高額になりますので、そこまでは進めません。

下記のブログにもかきましたが、エアコンの台数は少ない方が節電になりますので、お客様の住宅をプランニングするときには、この点を念頭に置いて計画してもらった方がいいと思います。

アコンの効率的な運転とは4

最後の節電ピースはエアコンの台数の集約になると思います。これが自由自在に活用できることを目指す野毛今後の正しい家づくりだと思っています。

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Posted by 湊 洋一