電気代を安くするためのノウハウ2

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《《《2023年6月3日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第218号》》

1日空いてしまいましたが、電気代を安くするノウハウをお伝えして行きたいと思います。

節約するためには、こまめに照明を消すとか、待機電力の大きいものを切るなどのこまめな節電も有効です。

ですが、LED 照明は1カ所20wとか30wです。30wであれば、24時間1日750wh、1ヶ月22kwh、1年でおおよそ250kwhです。このときの電気代は、1kwh40円とすると、年間で1万円とかなり大きいです。24時間つけていないので、12時間でこの半分ぐらいです。

待機電力はこの1桁小さい値ですが、10個も集まるとかなりの金額になります。

電気代の削減は、大物を減らすことも重要ですが、小さいものをいかに減らすか。それを組み合わせることで減らして行くことが重要です。

大物の給湯

この中でも、大物は給湯です。これは、おひさまエコキュートを使う提案をしました。

まず、お湯ですが最大で1.5kwh程度が使用量になります。平均で500wとすると年間に15万円ぐらいの電気代になります。

つまり、オール電化の場合は水温が下がる冬に関していえば月に1万円程度かかる計算になります。その逆に夏に関しては半分以下になるので、ならすと月平均4千円~5千円です。オールの電化といえば、エコキュートしか熱源は選べないです。電気温水器は恐ろしく効率が悪いのです。

ガスのエコジョーズは、エコキュートに比べて効率が下がります。ガス代と電気代を直接比べることは難しいですが、エネルギー効率は簡単に比較できます。それを見ると、一目瞭然でエコキュートに軍配が上がります。

最近は給湯に関してハイブリット給湯器がありますが。ハイブリット給湯器は単体で見ると、エコキュートよりも効率がいいのですが、太陽光パネル+おひさまエコキュートだとそちらの方が圧倒的に光熱費が下がります。

まず第一に、光熱費を考えると太陽光パネル+おひさまエコキュートを考えるべきでしょう。

最後に冷暖房負荷

この冷暖房負荷のうち、特に暖房負荷を下げるものが、断熱性能です。

断熱性能だけで比較すると、一番コスパがいいのが、断熱等級6になります。これにすることで、冷暖房負荷(特に暖房負荷)を下げることができます。

このほかに、冷房負荷を下げるのに日光をいかに遮蔽するかににあります。直射日光を80%程度カットすることで、冷房負荷をぐっと抑えられます。遮熱Loweのガラスだと40%程度の日光が入ってきますので、直射日光の建物内の侵入は避けるべきです。

ただし、明るさは必要なので、明るさは開口からの散乱光で取るようにしましょう。

寒くなってくるとこの逆で、日射取得が重要です。単に断熱性能だけに頼るよりも冷房負荷を3割以上削減できます。

とにかく、昼間の日が取れる住宅は、日射取得の計画をきちんとすることです。

その上で、断熱等級6以上であれば昼間は暖房器具を使わなくても生活が可能になります。

また、エアコンの台数も電気代節約の鍵を握ります。この点だけは明日に持ち越しさせてください。

是非ともこのプランニングをこれまでのアドバイスを元に組み立てていただければと思います。

これだけ満たすと、何も考えないで建てる住宅に比べて、最大で年間に4~5万円違う可能性がありますので注意が必要です。

当社ではシミュレーションのおてづだいをしています、どうぞご相談ください。

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Posted by 湊 洋一