リーダーシップと独裁

こんにちは。

今日も、毎日のブログを書いていきます。

工務店の皆さんの参考になれば幸いです。

《《《2022年10月26日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第3号》》》

強力な支配者

強力な支配者

というとどんな人を思い浮かべますか?

最近だと、中国の主席・習近平という人が思い浮かびますね。

政治的には独裁者というのでしょうか。

ロシアのプーチンとか、北朝鮮の金正恩なども同じですよね。

そんな国で政治批判を行うと、生命の危機に陥ります。とんでもない、勇気が要りますよね。

特に、2022年10月25日に前主席の胡錦濤氏が、強制的に退席をさせられた全人代は注目すべき事件でした。

前任の社長を、現社長がつまみ出すようなものです。

日本では、そんなことをしません。野田元総理のことを、自民党議員といえども、『総理』といって一定の尊敬を込めて呼ぶが普通です。

家庭や会社の支配者

最近の家庭の支配者は、奥様という事が増えてきていると思いますが、僕が育った昭和の時代は、父親が家庭の支配者でした。

ご多分に漏れず、オヤジが非常に怖かったことを覚えています。

オヤジは高卒でたたき上げの営業マンでした。

企業のオーナーがホンダの代理店から、三菱自動車設立に伴って代理店に鞍替えしたので、2輪の販売から、その後は自動車の販売をずーっと行ってきました。

そのオーナーの孫が中学の同級生だったこともあったので、彼から聞いた話では、月間にスーパーカブを1人で180台販売した記録があるそうです。当時の本田技研社長の、藤澤さんも認識していたということでした。聞いた話なので本当かどうかは解りません。

ただし、学歴コンプレックスがあったのか、僕の小学校、中学校の学歴の欄には大谷大学中退と書いていました。どうにも、その辺が解せませんが。

そのオヤジは怖かったのなんのというのは、大きな声と場合によっては手が出てくるので、高校ぐらいまではビビっていましたね。

それと、毎日ずーっと本を読んでいましたので、何聞いても答えてくれた博学さも兼ね備えていました。

このオヤジは実は大きな事件に巻き込まれて死んでしまうのですが、その話はまた後日。

いずれにしても、独裁というのは企業が成長する時には必要です。

貧乏で大変な設立当初は、強力なリーダーシップと決断力を求められます。

ですが、安定成長というか、緩やかな成長段階になってくると、真逆の対応が求められます。

要するに権限委譲と社員の考える力が不可欠になってきます。

そんな時に横暴な事をしていると、社員は働く頭も働きません。

安定成長期というか、売上が数億円レベルになってきたら、社員が生き生きと働ける環境を用意するのも社長の役割です。

以前、生前の安江工務店(名証上場)の安江前会長にいわれたのは、

『湊くん、年商を10億円超えようと思ったら、社長が前線にいたらダメなんだよ。社長は何もしないのに、自然と売上が上がらないとダメなんだ。』と言われたことがあります。その時は上場前でしたので気軽に時間取って貰えました。

今になるとその感覚はよくわかりますね。

いずれにしても、企業というのは成長段階で求められるリーダーシップが異なります。

中国はその真逆をやっているので、多分ダメでしょうね。

何だか雑談になっちゃいましたね。また明日お目にかかります。

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Posted by 湊 洋一