建材のトレードオフ グラスウールか?ウレタンか?
おはようございます。
MX代表のみなとです。
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工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年8月24日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第298号》
断熱屋がこんなこと書いて良いのかな?と思っていますが、正直なところを書いて行きますね。
その昔、グラスウールが断熱材では主流でした。
今も主流ですが、どんどんウレタンの施工が増えています。
理由は、施工の簡単なところが大きいのでは?大工さんへの負担軽減とか、品質の安定性もあると思います。
今日は、どっちが良いの?という話をしていきたいと思います。
グラスウールの良い点
グラスウールの良い点は、3つあります。
- 鉱物資源なので品質がお安定している
結露を起こさなければ、寿命が長いのは圧倒的にグラスウールです。
ただし、結露を起こすと目も当てられないのでそこはキチンとご確認ください。
防露計算は夏と冬だけではNGだと思っています。
2.火災に強い!
新住協の鎌田先生がグラスウールを押すのもこの理由が大きいと効きます。
実際に防火認定などでも、ウレタンに比べて圧倒的に頼りになります。
だからといってグラスウールが火を防いでくれる訳ではありません。
燃えずに耐える時間が数分から10分程度延びる効果しかありません。過信は禁物です。
3. 価格が比較的安い
材料はガラスなので、ありふれていて安い!これに勝る特徴はないかもしれません。
バリエーションが多き手、10Kは安い、32Kや40Kは当然密度が高いの高くなります。
現在は、16Kが主流ですが、今後は24K になるのでしょうか?
ウレタンの良い点
ウレタンの良い点も3つぐらいありますね。
- 施工は材工でお任せ
グラスウールは、施工が必要ですが、ウレタンは発注したら仕上がりまで全てやってくれます。
万が一のクレームも施工業者に伝えれば対応してくれますので、その点安心です。
2. 気密が割と良くなる
気密に関しては、何もしなくても割と良くなるというのはよく聞くお話です。おおよそですが、C値は0.5程度にはなるようです。
グラスウールの場合は屋根面からの漏気があるとその対策がとても大変ですから、それを考えると良いかもしれません。
3.施工時間が短い
これは建物のサイズや形状などによりますが、施工時間が圧倒的に短いです。30坪程度の住宅だと養生がそれほど無ければ1日で終わります。
グラスウールも2、3日で終わると思いますが、生材を入れてバリアシートまですると4,5日はかかる場合もありますよね。
どちらを選ぶかは、特徴を捉えてどちらにされるか?を決めて貰えればと思います。
どちらも良い断熱材ですから、どちらでも良いとは思いますがね。
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