再エネ大国 中国の誤算
こんばんは。
MX代表のみなとです。
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《《《2024年3月11日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第494号》》》
これまで何度も中国に行ってきました。
始めて中国に行ったのは、大学生の時です。その後、香港には行くようになりましたが、中国本土はあまり関係が無く、次に行ったのは商社に転職してからです。
当時は、DVDの機器関連と台湾がらみの商談でちょくちょく中国に行くようになりました。
残念ながら大きな商談を中国で生み出すことはできずに、マレーシアに移動したので、台湾の方が実利がありましたが、中国本土との商売というのはほとんどできていません。
ということで、中国の商売の本質は極めていませんが、彼らの行動、言動から解ることがあります。
それは、比較的付和雷同型の行動をします、
つまり、他人に追従する事が多いですね。これはお金持ちも、庶民も同じでした。
A社がある投資で成功すると同じ投資をしようとします。
ですので、中国国内には中国で使い切れない鉄鋼製品が溢れますし、何の特徴も無いアルミ製品とか、雑貨が列びます。
日本人は工夫をして、他社と違うことをしようと頭をひねりますが、中国人は傾向として、同じ物を作ります。
ただし、ポイントは誰よりも早く作るという点ですね、
ですので、あっという間に世界の太陽光パネルの市場を中国企業が複数で独占しました。
不動産企業も恒大産業だけではなく、同じような会社がいくつもあるのは、中国人のその性質だと思っています。
これだと、ちょっとでも遅れて市場を取れないと、あとの企業は全滅になります。全く売れません。でも、困るのは売れない会社で、人口も多いのだし、気にしないというのが今から20年前ぐらい前の中国の姿でした。
再エネが火力を上回る
そして、こんなニュースが流れてきました。
中国の再エネ発電「設備容量」が石炭火力超https://toyokeizai.net/articles/-/654556え
記事によると、中国の再生可能エネルギー発電の設備容量が、石炭火力発電の設備容量を初めて上回ったことがわかった。2月13日、中国のエネルギー政策を所管する中国国家能源局が定例記者会見で明らかにした。
会見に出席した同局の新エネルギー・再生可能エネルギー司の王大鵬・副司長によれば、再生可能エネルギー発電の2022年末時点の設備容量は12億1300万kW(キロワット)に達した。一方、中国電力企業連合会のデータによれば、同年末の石炭火力発電の設備容量は11億2000万kWだった。
設備容量は発電設備がフル稼働した場合の発電能力であり、現実の発電量とは異なる。2022年の発電実績を見ると、石炭火力が発電量全体の58.4%を占め、不動の首位の座を守っている。その一方、再生可能エネルギーによる発電量も全体の31.6%まで高まってきている。
そして、設備投資の8割が再生可能エネルギーだということです。
つまり、太陽光パネルと風力がどんどん建っているということです。
どうしてかと言えば、国の方針だからです。
これから何が起こるか、皆さんお分かりだと思います。
過当競争で、価格が下落するか、資本が脆弱な企業から倒産していくということが起きます。
多くの企業が同時に投資を決めるので、市場調査を大幅に超えて資本に投資してしまうのが、中国人なんですね。
それはそれで、問題があるんじゃないかなとは思いますが。
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