とりあえず エコ住宅

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《《《2023年6月23日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第238号》》

とりあえずエコ住宅を作ると決められたら、標準仕様をどうするか?考えないといけません。

エコ住宅といえるのは、断熱等級6身体と思っていますが。巷ではZEHでもエコ住宅だとお考えの方もいらっしゃいます。

では、ZEHと断熱等級6だと何がどのぐらい違うのか考えてみたいと思います。

完全に建物によるのですが、一般的にはZEHと断熱等級6だと冷暖房にかかるエネルギーが大きく変わります。

これは、体感的にも明らかに解るレベルです。

下記のグラフは、6地域での暖房エネルギーの差を、断熱等級4、断熱等級5,断熱等級6の3つの基準で計算したものになります。(東京大学 前准教授の計算による)

断熱等級4の時を100にすると、断熱等級5では、87とたった13%しかエネルギー削減効果はありません。

断熱等級4というのは2025年の4月から義務化される最低基準です。

それからたった1割削減で、エコ住宅を名乗るのは厳しいでしょう。

やらないよりはマシレベルですね。

そして、断熱等級6だとなんと33%。つまり、3割以上の削減効果があります。

断熱等級6というのは、入門エコ住宅としては良いと思います。

断熱等級6

断熱等級6の住宅を作るためには、どの程度の仕様UPが必要なのでしょうか。

UA値0.46ですから、GWだと壁に24kを100ミリ、天井を200ミリ入れる。

それに窓は、なるべく高性能なもので、少し大きさや数を減らして行くと性能が上がりやすいです。ただし、窓は通風や採光に不可欠なものですから、最低限の基準を守って付けてもらえればと思います。

具体的には、東西北面には、引き違いを極力なくして、小さい縦滑り、横滑るの窓を考える。

南面では、太陽光の入社する場合はできるだけ大きくとると、冬の暖房費が大きく押さえられます。

屋内に蓄熱するような、熱容量の大きなものを用意すると温度の変化が少なくなります。

具体的には、ブロックの壁や、土間などのコンクリート製品や大きめの水槽なども熱容量を大きくしてくれます。これらに太陽光が当たると、熱がしっかり蓄えられます。

なお、夏には絶対に日に当てないでくださいね。でないと、いつまでも暑い屋内になってしまいます。

この熱容量の大きなコンクリート製品、水、木製品などは、実際のエネルギーの出入りにはあまり評価されません。ですのでこれらの設置には、今後何らかのルールが設けられる可能性もあります。

いずれにしても、断熱等級6は最低限エコ住宅には,必要な性能になりますので、可能であればここを皆さんの住宅の標準仕様にする事をお勧めいたします。

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Posted by 湊 洋一