建築後のコスト
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年3月20日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第145号》》》
昨年の8月にこんな記事が掲載されました。
建築後30年で本当に900万円もかかるのか?ということを簡単に検証したいと思います。
この記事の中で、900万円の内訳はこんな風に記載されています。
5年ごと
シロアリ対策 15万円x5回
計75万円
15年ごと(全て2回)
屋根塗装 85万円
外壁塗装 130万円
バルコニー防水 35万円
雨樋の交換 35万円
給湯器の交換 40万円
計 650万円
20年後
ユニットバスの交換 100万円
30年後
給排水管の交換 90万円
総合計 915万円
これはそんなにかかるのか?を考えます。
金額低減案
それぞれの金額低減案を考えてみます。
シロアリ対策 ホウ酸化 基本的に再施工は不要となる。
初期費用が異常に高いのですが、薬剤は1棟当たり1万円。あとは施工費2人工として4~5万円。
更に、保険代は1棟あたり2~3万円?なので、ホウ酸処理業者の本来のコストは1棟あたり高くても10万円。安いと5万円ぐらい。
なので、一般的な農薬とコスト差は数万円に収まるはず。
ここで70万円程度削減。
屋根塗装、屋根塗装、バルコニー防水 これは標準的な価格か?
この3件は知識がそこまで、深くないのですが、売価では標準的か?
屋根、壁とバルコニーをセットで安くできる可能性もあるにはある?ただし、材料によっても価格差がありなんとも言えない。
雨樋の交換に関しては、保険での対応が可能の場合が多いです。
ここでは無償交換が可能だとする。
給湯器の交換は、エコキュートの場合はおそよ20万円が実行なので、売値は30万円で、2回だと20万円削減。
ユニットバスの交換は、グレードによりますが最安で50万円、高いものは200万円まであります。
給排水管の交換は、比較的高めだが、お客様出し値はこんな感じか?
とすると、火災保険の活用と、ホウ酸の利用がここでの費用低減には役に立ちそうです。
トータル150万円以上は削減できます。
更に、火災保険で200万円ぐらいの保険が下りるとトータル350万円の削減効果があります。
この結果、かかるコストは600万円以下に圧縮できます。
30年で600万円だとすると、1年間20万円。つまり、月に1万円積み立てるのでは不足です。金利が1%とすると、実際の積み立て必要額はこんな感じです。つまり、月に1.5万円を積み立てるとというとマンションの修繕積立金と大して変わらないですね。
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