ウッドショック PART2
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年1月18日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第185号》》》
木材先物核の再高騰
木材の先物価格が再び高騰しています。
下記の画像を見て欲しいのですが、今年の5月に1600ドル台だった木材価格が、昨年の9月に過去の価格程度の400ドル台に下がっていたのですが、11月以降再び値上がりを始めました。
現在は、1300ドル台と1600ドル台からは2割程度安いのですが、過去の水準からは3倍程度になっています。
今回の高騰の嫌な点は、だらだらと上げているという点とまだピークアウトしていないという点ですね。
現時点ではなんともいえませんが、現状から予測される事態は、下記の2つです。
- 木材商品の高価格は、維持される。軟化するのは夏以降にずれ込む。
- ピークを迎えてから、国内に輸入、加工されるのでこの水準が日本に影響を与えるのは3月以降。
少なくともプレカット屋さんに値引きのプレッシャー与えるのは少し先になりました。現状水準では、現状価格からさらに5%から10%程度は値上がりします。
更に、ご存知のように合板も不足していて、価格も高騰しています。合板も場合によっては2倍以上高くなっていますし。木製品に関しては落ち着くのは夏以降になるでしょう。
木材高騰の対策
基本的に、現状から下がってくるプランニングはできなくなりました。
もしかしたら価格が更に上昇するかも?と思って対応するしか有りません。
最大でここから20%は上昇余地があります。しかも、この上昇はお客様のとの契約後に発生します。
そこで、コストアップすると利益を減らす危険があります。
そのため、お客様への見積もり提示を5~10%上げて下さい。
2000万円の場合は、2200万円にするというのは勇気がいりますが、コストはその他の部材でも上がってくる可能性があります。
ということで。残念ですがコストは上がることはあっても、しばらく下がることはありません。
個人的にはそのためにも中古住宅の市場拡大が見込まれるだろうなと思っています。
今年の前半は、状況が見通せない苦しい状況になると考えています。
今季期を乗り切ると、今後は所得の向上が見込まれますので、高価格帯が売れてくると思っています。
このあたりの顧客心理についてはまた別の記事でお届けいたします。
取り急ぎ2022年前半の木材価格の展望をお伝えいたしました。
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