■WEB集客について2■営業に活用できるホームページ作り
今回は、前回に引き続き「お客様からのお問い合わせ」について書いていきます。
前回、お客様からのお問い合わせは、
できればメールアドレスとお名前だけ取れれば御の字なのではないか?
という話をさせてもらいました。
今回は、メールアドレスとお名前をどうやって取るかという話をもう少し深く考えていきます。
その前に、お客様がどんな手段で皆さんのホームページを見ているか考えないといけません。
なぜなら、お客様がパソコンで見ているか?それともスマートフォンで見ているか?
その差でメールアドレスとお名前の意味が違ってくるからです。
PCから見ていただいている場合、お客様に積極的に情報をダウンロードしてもらうことができます。
つまり、お客様にお名前とメールアドレスを入れてもらって、
PDFファイルに書かれた何か情報をダウンロードしていただく。
というような、お客様に無料で情報提供が可能ということです。
ところが、スマートフォンからのアクセスであれば、
PDFファイルに入れられる情報量はかなり少ないものになってしまいます。
スマートフォンではA4などに書かれた情報をじっくり読んでくれることもありませんし、
そもそもPDFファイルをダウンロードしてくれることはあまりないでしょう。
ですから、スマートフォンからのアクセスがほとんどの場合は、
メールアドレス+お名前を取るのではなく、
例えばLINE@などを使って友達申請してもらうとか、
思い切って問合せが少なくなるのを承知で、
ご住所も入力いただいて何か物を送るようにする手段をとって下さい。
ご住所を頂くことができれば、ニュースレターや見学会の案内などを送ることができるので、
関係性をより築きやすくなります。
メールアドレス+お名前だけであれば、
メルマガを出したり、個別にメールを送ったり……
細かい対応が必要になるのですが、住所を頂ければリアルに訪問する事も可能になります。
当然ですが、いきなり訪問するのではなく、
まずは信頼関係を構築できるようにニュースレターからスタートして下さい。
スマホの方からお問い合わせを頂く方法で一番スマートなのは、アプリを提供する方法です。
しかし、工務店さんが実際に自社でアプリを作る事はかなり難しいと思っています。
というのも、簡単なアプリでも開発費が100万円を超えるケースが多いからです。
当社もアプリ開発を行おうと思ったこともありますが、
仕様を決めたり、デザインを決めたりと決めることが多く、
費用も高かったので、断念した経緯があります。
今のところ、パソコンの場合はPDFファイルのダウンロードが一番です。
スマートフォンの場合は、住所を聞いて物を送るか、メールアドレスであれば音声ファイル、
あるいは非常に短い映像ファイルダウンロードなどが有効だと思っています。
そして、情報提供を続けて、お客様の方から行動してもらう事を考えてみて下さい。
見学会、勉強会、研修旅行など様々なイベントのご案内などを通じて、お客様にまず動いてもらう、
その上でお客様の悩みの相談に乗ってあげるという自然な形が一番契約への近道です。
(2015年10月21日)
■WEB集客について バックナンバー■
(1) ホームページからの問い合わせを増やす方法