太陽光の買い取り価格決まる

来年度の太陽この買い取り価格が決まりました。ご存じと思いますが、念のためお伝えします。

来年度の買い取り価格は21円

太陽光発電

2020年度の買い取り価格は、家庭用の場合は、21円に決まりました。10kw~50kwでは13円となっています。

2019年度から比べると減額ではありますが太陽光パネルの価値としては上がってきています。その内容をお伝えして行きます。

1つは、電力の値上げです。電力が徐々に値上がりされて、現在の平均的な電力価格は1kwhあたり26から27円になっています。

住宅の場合は、冷蔵庫など昼間で電力が使われているので、21円という買い取り価格は、その意味では充分に価値はあると思います。

2つめは、太陽光パネルの価格がどんどん下がってきているので、発電コストは下がってきています。パネルの売値にもよりますが1kwhあたりの発電コストは、18円を切っていると思われますので、差分の買い取りでもメリットは出るはずです。

かなり固めで、見ても3%程度の利回りが見込まれています。このご時世、これだけの小さな投資で3%での運用できるのであれば是非とも勧めて搭載してあげてください。

20年後を考えるとV2H

さらに、今後はV2Hという住宅と自動車を直接つなぐパワーコンディショナーも主流になってきます。

これは、自宅での余剰電力を自宅の蓄電池ではなく、自動車のバッテリーに貯めて、自動車のバッテリーから家庭内の家電製品を動かす双方向の伝切りのやりとりに使います。

現在は、ニチコンと三菱電機しか販売していませんが、近いうちにほとんどのパワコンメーカーがラインアップしてくるでしょう。

自動車メーカは、トヨタ、日産、三菱自動車などが現在対応していますが、これも、ほぼ全てのメーカーが対応してきます。15~20年後には、9割の家には搭載されるようになってくると思います。今後これらの機器の置き場所も含めて検討が大切になりますね。

Posted by 湊 洋一