物不足の真相!?

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2022年4月18日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第271号》》》

致命的な物不足が起こるわけ

ご存じの通り、2022年4月現在、建材価格が高騰しています。更に、半導体不足、燃料高など様々な新築住宅に取って良くないことが立て続けに起きています。

このまま行くと、新築は高くて買えないものになる可能性のがありますし、下手をするとの器具が入らないということで、引き渡しができないという事態になっています。

先日の工務店の見学会をさせていただいたのですが、ダウンライトが入らないということで、代わりの商品が入る始末です。

これから不足する物があります。

便器、シャワートイレ、エコキュート、食洗機、IHヒーター、照明器具、ガス給湯器、パワコン、蓄電池などなと。

今潤沢な太陽光パネルなどもいずれ止まる可能性があります。

これは半導体不足顔もなる原因ですが、日本が海外で買い負けているということもあるようです。

買い負けというのは、通常の取引では、例えば10ドルで購入を決めているとします。ところが、12ドルで新規参入のところが買うといった途端、その商品が12ドルで売り渡されることになります。

通常はその後10ドルで供給されるわけですが、12ドルでキャパ一杯まで買われてしまうと、10ドルではそのバイヤーは一生手に入らない事態になることを指します。

今度は、13ドルで買うと提示しない限り、その商品は手に入らなくなります。

これがインフレの元ですね。

それほど、欧米は好景気で、物が足らないという事態になっているのです。

日本の顧客に少々不義理をしても高いバイヤーの購入に応じるということが頻発している様です。

海外のサプライヤーは利益至上主義ですから、浪花節では通用しないのです。

こんな買い負けが至る所で起きています。

一応商社出身で、海外の売買にはそれなりに経験があります。

もっとも、輸入よりも輸出が圧倒的に多かったですけどね。

買い負けの根本原因

これは、デフレ日本の悪いところなのです。

日本だと.物があるのは当たり前。買い手が王様です。

お客様は神様、買ってくれるのなら少々の値引きも厭わない。

これがデフレ経済です。

だって物は余り、モノの価値はどんどん下がっています。

それに対して、お金の価値は上がり続ける。

ところが、海外はインフレです。

インフレというのは今日よりも明日の方がモノの価値は高くなります。

つまり、昨日までの取引をしていたのですが、売り手が損をするわけです。

それを回避するために、なるべく売らない方が売り手は得をします。

もっと高くなるからです。

バブルの頃は1万円札を降ってタクシーを止めていたという逸話を覚えておられるかもしれません。

それと同じようなことが起きています。

アメリカの3月のインフレ率はなんと年率換算で8.6%と異常値になっています。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22933

インフレは売り手が神様になります。だって供給量の方が、需要よりも少ないんですから。物を握っている方が強いのです。

これだと、売り手が売らない、売り渋る方が正義だということになります。

世界では、これが当たり前になっているのです。

日本もこっちになってくると良いのですが、コストばかり上がって給料が上がりませんね。

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Posted by 湊 洋一