経営コンサルタントの頭の中
集客の危機
どこに行っても工務店の社長からは、集客がちょっとずつ減っているという話を聞くようになりました。
チラシの反応が減っているばかりか、ポスティングにもほとんど反応しないのが現状のようですね。見学会への集客が減っているというのは皆さんの悩みのようです。
それとは逆に、インスタグラムやその他のSNSに関しては、引き続き活況のようです。当社が管理しているインスタのアカウントでも、インスタ経由でお客様のお問合せが多数来ている例が出てきているということです。
お客様の嗜好が、オフラインよりもオンライン中心になってきているというのはほんとうに確実のようです。
この流れは、加速するというよりも、行きつ戻りつしてどんどんオンラインで集まる人の数が増えてくる感じです。
一直線に全てオンライン(つまりWEBとSNS)ではなく、ある時期はチラシやポスティングの人気が戻ってきて、また反応が落ちるみたいな感じですかね。
なので、今後の工務店はオンライン集客に関して何らかのメソッドがないと厳しくなると思います。では、ではどうすれば良いのでしょうか?
それを次のページでお伝えしていきます。
集客の中心は自社サイト
そして、どんな時代になっても、工務店が事務所を無くさないように、集客の中心は自社のWEBサイトです。このサイトが無いと、いくらフェイスブックやインスタグラムで集客ができても、最終的にお客様は契約してくれませんし、事務所にお越しいただけません。
これはリフォーム屋さんも同じですし、不動産屋さんも同じかもしれません。
では、どんな自社サイトを作れば良いのかという事を少しお伝えして行きたいと思います。
当社でWEBサイトを作っていくときに思うのは、ほとんどのサイトは毒にも薬にもならない、当たり障りのないことが書かれているがほとんどだなという事です。
ある意味八方美人なわけです。
人間に例えると解って貰えると思いますが、八方美人な人は誰にも嫌われない代わりに、誰かに圧倒的に支持される事はありません。
WEBサイトも同じで、当たり障りのないことを書いているという事は、誰かに圧倒的に支持され、好かれることがありません。
ですので、小さい会社のホームページは、大多数には嫌われても良いので、極々少数、ニッチな人に好かれないといけないと僕は考えています。
自然素材の家づくりなどでも、ほとんどの人が賛同しない極端な意見を表明すると、その主張に興味のある方からは、自分にピッタリの商品を見つけた!と喜んで貰えると思います。
具体的には、どんな主張が受け入れられるのか?というと、例えば、今年になって話題になったグレタ・トゥーンベリという若い女性がいます。彼女のラジカルな発言は、ほとんどの人から嫌われていますが、熱狂的なファンも生んでいます。
僕も彼女のことがあまり好きではありませんが、話題にはなっていますし、とうとうTIMESという雑誌で今年の人と取り上げるまでになっているわけです。
ここまでやるのは度胸がいると思うのですが、やれると注目も集めますし、ファンも増えます。
ただし、デザインは重要
彼女が著名になったのはもう一つ理由があります。
年齢が若いことです。あれば30歳の女性だったらこれほど著名にはならなかったでしょう。また、白人だったのも良かったのかもしれません。
そして、出てくる写真が全てスタイリッシュでした。それもとても重要な要素です。話題にする価値のあるものは、全てオシャレでないといけないのです。