デザインとエコ住宅
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年4月15日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第268号》》》
今時はダサい家は売れない
当たり前と言えば、当たり前ですが、我々はプロです。
ですので、建物の性能と同じかそれ以上に見た目を気にしないといけません。
見た目に関して言えば、わかりやすい例があります。
うちの事務所に近い神楽坂には、ミシュランの3つ星のレストランが数軒あります。
主に和食のお店の星が高い様ですが、どこも料理が3万円ぐらいします。
それにお酒や飲み物が別でつくわけですから、とっても高いのはお解りでしょう。
どのお店も大概刺身がついてきます。もちろん出さない店もあると思いますが、何らかの生の食べ物を出すのが決まりみたいなものですね。
だいたい8品ぐらいが多いと思うので、刺身が一皿単純に考えて4千円前後でしょうか。
そして、それはもちろん付け合わせにも季節のものをあしらって見た目に細心の注意を払って拘っています。
もちろん、神楽坂にも居酒屋がありまして、とても美味しい店も何軒かあります。
そこでもメニューには刺身があって、盛り合わせだと安い店だと1000円ぐらい、高い店だと2500円ぐらいでしょうか。
料理屋ですから、それなりに見た目には気を遣ってもらっていますが、もちろん3つ星の割烹に比べると少し落ちます。
更に、スーパーマーケットだと盛り合わせの刺身は、同じく1,000円ぐらいですが、刺身の数がどーんと増えますので、値段は割烹の1/4程度ですが、量を考えると、1/8以下になります。
同じメニューでも見た目と味でこれだけ差が出るのです。
これが家に置き換わると、こんな感じでしょうか。
割烹がアトリエ系のデザイナーか、大手ハウスメーカーで、居酒屋工務店で、スーパーのパックの刺身が、建売住宅ということになるわけです。
そして、エコ住宅の見た目がイマイチな住宅は、味は旨いけれども、見た目は余り気にしないのでお皿が少々古くさくても気にしない店で、エコじゃないけど、オシャレな住宅は、店内はキレイで、見かけは工夫が沢山あってキレイだけど、味はイマイチなお店という感じでしょうか。
確かに、安くて旨い店は、流行りますが儲かりません。それに、食通で所得が高い人が集まりません。味はわかるけれど、庶民が集まります。
価格を上げたいなら
そうなんです、売値を上げたいとお考えであれば、見た目を気にした方が良いのです。
現在、どうしても経済価格の高騰によって販売高くなってしまった売値ですが、値段を上げたくてもこれまでのようなデザイン、性能では難しくなっています。
誰だってそうですが、全く同じものが明日から300万円、500万円上がっる場合は、何か変えないといけません。
そのための、デザイン変更であり、仕様変更だと思っています。
同じ商品の値上げよりも比較的容易にお客様の理解が得られます。
そのためには、窓の整理と外壁の素材変更が一番簡単です。
窓の整理は、お客様への提案でプラン決定後に適切な窓を決める方法だと限界があります。
それでも窓というのは整理できますが、プランの組み替えから考える必要があります。
ちなみに、外から見える外観の部分だけで、見えない部分の窓に関していえば、整理した方が良いですが必須ではありません。
このあたりは、機会があったら図面で表現できればとなと思っています。
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