コロナウイルスと換気システム
コロナウイルスのニュースが,1日の報道の半分以上を占めて、欧米の悲惨な状況含めて、連日報道されて、主婦の方の頭の中は恐怖で一杯になっています。
このタイミングこそ,普段お客様がまったく意識していない換気システムについての情報をお伝えするチャンスだと思っています。
そのポイントについてお伝えいたします。
換気システムは新築には義務化
現在の住宅に、24時間換気システムは義務化されています。知っているお客様もいますが、知らない方もまだまだ多い印象です。
換気というのは住宅には必要というか,必須科目です。更に、ウイルスの感染を防ぐためには、換気をすると、屋内にウイルスが留まらないというのも今だけの大きなポイントですね。
このあたりは、くしゃみなどの飛沫がどう振る舞うのか?を映像として提供した番組が多数あったので、その内容を使って説明して貰った方が良いと思います。
今の季節であれば、窓を開けるという換気が有効ですが、6月は梅雨ですし、7月から9月までは暑くて窓は開けられません。11月から3月までは寒くて,常時窓を開けるわけにいきませんのでどうしても換気システムに頼ることになりますよね。
そして、普通の3種の換気システムでは、夏は冷気を、冬は暖気を捨てる事になりますので、出来れば今後は、熱交換型の1種換気システムを進めてあげてください。もちろん,標準は3種でも構いませんが、1種の説明だけはした方が良いです。
熱交換型換気システムを選ぶ基準
ちなみに、熱交換型換気システムはとても良いものですが、断熱性能が良くないと折角熱交換しても,エネルギーを捨てる事になってしまいます。
ですので、6地域の場合は、ZEH基準のUA値0.6以上でないと熱交換してても余り意味がありません。
なお、換気システムを選ぶ基準ですが下記を参考にして戴ければいと思います。
- ダクト配管の管路がなるべく短いもの
- フィルター交換の頻度の少ないもの
- メンテナンスの簡単なもの
この基準に当てはまるものであれば、集中熱交換型でも、ダクトレスタイプでも構いません。
集中熱交換型は、パナソニック、三菱電機、ローヤル電機、マーベックスなどがあり、ダクトレスタイプは、日本スティーベル、ベントサンなどがあります。(ちなみに、せせらぎは経営者に問題が多いので勧めません。)
熱交換効率は,おおよそ80~90%ですが、これはあくまでメーカーの参考値です。(建材試験センターなどで試験は可能ですが)更に、外気温が零下になってくると,どのシステムでも極端に効率が落ちてきます。
ですので、冬場の効率は良くて7割程度と思って戴いた方が良いのかなと思います。
当社は,このうちベントサンの販売を行っておりますので、カタログ必要な方はご用命下さい。よろしくお願いします。