経営コンサルタントの頭の中 50
SDGsを取り入れませんか?
先日メルマガにも書きましたが、今月発売の女性誌(FRaU・フラウ)にSGDsの特集が掲載されました。
このSDGsというのは、そのままエスディージーズと読みます。持続可能な開発目標という意味だそうです。はじめのSは、サスティナブルという言葉で、これが持続可能なという意味です。
この言葉を初めて聞いたのは、もう15年も前の話です。当時マレーシアにいた現在の私の妻が、マレーシア科学大学大学院生だった時の論文のテーマがサスティナブルでした。
それが、現在のSDGsという考え方の元になっています。ちなみに、このマークは次のような
形をしているので、ご覧になった方はいらっしゃるかもしれません。
この理念は、単純なエコとは一線を画しています。というのは、エコ関連は17の理念のうち、1つでしかないからです。
その他は、貧困対策、飢餓対策、健康と福祉、教育、ジェンダー、水問題、経済成長、技術革新、平等、永続性、気候変動、海と陸地、平等などとなっています。
工務店ができること
ここまで分野が多岐にわたっていると、小さい混む点でできることは、限界があります。
例えば、世界的な飢餓対策や教育問題に対して意見を言ったり、寄付はできても直接働きかける事は難しいからです。
ただし、何もできないか?といえば、そうではありません。飢餓対策をしている団体に寄付をすればいいですし、そのような意見を持っているであろう今回議員や政党に投票するという事で日本を動かすことができるかもしれません。
これからの世界は大激動期を迎えます。
理由は、人口が増え続けています。また、気候変動が恐ろしく加速しています。最後に、米国の支配が終わりかけており、それに変わって中国が支配し始める局面を迎えています。そして、日本はこの10年で3000万人近い人口を失います。
いずれにしても、これまでの延長線ではビジネスが全く立ちゆかなくなる事は間違えありません。
そのためにも、お金、受注を軸にビジネスを考えるのではなく、これからは少しSDGs的な経営に変えるというのが良いのではないかなと思うのです。
たとえば、社員の給料を上げる、やりがいを増進させる、新しい工法開発と積極的に行う、そして、安くて良い家ではなく、長持ちして良い家を適正価格で販売する事を目指してください。
当然ですが、エコ住宅でないといけませんし、男女の別も年齢による別などもなくしていかないといけません。
これまでは、1社で全てをやっていたのを、複数の会社で共同で受注を取っていくことを考えても良いかもしれません。
そして、廃棄物をなるべく出さない工法を考えるのも良いと思います。
売上の一定数を寄付すると公言することも良いと思います。
これからは、それらを公表する
そして、その活動をしっかり広報活動して広げていくという事も必要になります。
最近のお客様の流れは、自分だよければ他者がどうでも良いという方よりも、地球のために、日本のために、あるいは近隣の方のためにできることはないかと思っている人が多いというデータがあります。
特に年収層が高い、インテリの方がその傾向が強い様ですね。
ですので、これらの指標を取り入れて経営行っているという事、更には、それぞれの項目でどのような活動を行っているのか?
これらを自社サイト、ブログ、映像などの活動報告として掲載していく事が集客に繋がってきたりします。
実際に生活していく上で、そのように応やけに資する活動というものが正当に評価されるという時代になりつつあるのかなと思っています。
これに関しては1度セミナーをお願いしたいと思っております。ご期待ください。