生産緑地作戦 Vol.2290_2022/11/11

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2290 2022年11月11日号

おはようございます。

みなとです。

COP27というのがエジプトで開かれています。

エコワークス(熊本)の小山さんはそこに取材に行かれているみたいですね。

彼の行動は徹底していて、エコの世界の潮流を建築業界に伝えるのに熱心ですね。

その意味では、工務店の社長の範囲を超えていますね。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

生産緑地作戦

先日、JBNの全国大会でお話しした工務店さんから、生産緑地でかなり

うまく稼いでいるという話を聞きました。

内容的にはこんな感じです。

都市部の生産緑地があります。要するに都市の畑ですね。

これは農業委員会などの許可が無くても簡単に農転できます。

生産緑地は税区分が農地から宅地などに変わる期限があったのですが、

それもどうも曖昧ですね。

それに、ほとんどの生産緑地の地主は高齢化しています。

その地主に対して、半分を売却して、その売却費用で賃貸住宅を建てないか?

というオファーを出してみたという事です。

全部売るのは抵抗があっても半分は売ってくれる場合もあるそうです。

今回のケースは、土地の売却額が約5千万円。

それで、残りの半分に戸建て賃貸が3棟建てられます。

更に、買い取った半分の土地は、建売分譲をしたり、土地だけで販売する

ことも可能です。そのエリアでは2割ぐらいそれだけで利ざやが稼げる

みたいです。

銀行は担保があればすんなり借り入れが承認されるんだとか。

それはそれで面白いですよね。

元々1億円だった使っていなかった農地が、一気に6棟現場になって、

3つは賃貸で夜中収入が45万円入るにようになって土地のオーナーは大満足。

分譲住宅も販売して直ぐに売れて、全体の価値が3倍以上になったそうです。

それはそうですよね。上物が付くと価値は跳ね上がります。

自治体も固定資産税が増えてホクホクでしょうね。

こんな稼ぎ方もあるんだなと教えてもらいました。

元々不動産屋さんのやり方ですが、免許があれば工務店でもできますから、

お試しあれ。

その会社は施工エリアの生産緑地の謄本を上げまくっているそうです。

詳しく知りたいなという方がいらっしゃったら一度取材に行ってきます。

まあ、そこそこ土地が高い都市部でしかできないですけれども、

取材報告希望のメールくださいね。

Posted by mx-eng