融資・決算対策 Vol.1005_2019/5/7

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1005 2019年5月7日号

おはようございます。
みなとです!
今日から平常勤務になりました。
実は、お休み中にとある読者の社長様からご連絡いただいて、
関東圏の工務店さんの支援を検討させてもらいました。
最終的に月次の資金繰り表を見せていただいて、
支援を断念せざるを得ませんでした。
お声をかけてもらって嬉しかったのですが、
もう少し早く対応していたら何とかなったのですが、残念です。
最終的にお客様と雇用は守れそうなので、
それは良かったです。
また、細かい状況が明らかになったらお知らせいたしますね。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

融資・決算対策

その企業での最大の教訓は、融資対策と決算対策でした。
もちろん、集客も上手くいっていない、
利益率も低いという状態だったのですが、
決算と融資の対策を打てていれば延命策もありました。

そのため、気が付いた点をシェアしておきます。

1. 融資に関して
借入残高がある場合は、必ず日本政策金融公庫の
実績を作っていくこと。
年商5億円を超えると商工中金を
必ず融資の中に入れておくこと。
その他には、手形融資は余剰資金以上では行わないことです。
手形の振り出しをやっている工務店はもう少ないと思いますが、
手形融資はまだあると思います。
ですが、余剰資金以上で融資を受けると返済を
迫られると不渡りになってしまいます。
これでは安定した経営が続けられません。

2. 決算について
決算は、会社の通信簿です。
良い時も悪い時もあると思います。
悪い時には赤字になり、良い時には大きな黒字になります。
会社にお金を残そうと思ったら、黒字にして
税金を支払う以外に手段はありません。
会社の場合は、どんなに黒字にしても最大で33%程度しか
税金が取られませんので、どんどん黒字を
出して税金を払ってください。
赤字の場合は、資本金が減る分には良いですが、
欠損を作ると一気に金融機関の態度が
変わりますので注意が必要です。
その場合は同時に増資を行って、
資本は黒字にしておいてください。

何のことか解らない方もいらっしゃると思いますが、
決算や融資は自社の方針を持って進めるもので、
税理士や銀行の言いなりになって行うものではありません。
その点注意が必要ですね。

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Posted by mx-eng