安く外断熱をする方法

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。

《《《2021年8月19日の断熱ブログ第44》》》

外断熱の費用は100万円は当たり前?

 外断熱を施工する会社がどんどん増えています。大阪には小林住宅という企業があって、建てる家が全棟外断熱という会社もあります。

 ご存知だとは思いますが、一応整理させて下さい。

外断熱 外壁の外側に断熱を取り付ける工法を指します。

内断熱 柱と柱の間に断熱材を施工します。

これが対になっています。

そして、外断熱のことを付加断熱と呼ぶ場合があります。これは、内断熱をして、更に外側に断熱をするから、付加断熱というわけです。

内断熱のことを充填断熱と呼ぶ場合があります。これは、柱間に断熱材を文字通り売れ混むわけで、漢字2文字では充填という言葉を使いますね。

この外断熱ですが、現在は付加断熱のことを指すのが一般的です。

つまりは、内外断熱(ダブル断熱)ということですね。

当社のセミナーをお願いししている松尾設計室の松尾先生は、付加断熱をする場合は湿式付加断熱が合理的だとおっしゃっています。

これは、下記のEX断熱のように、構造用合板にEPS(発泡スチロール)を取り付ける工法で、この上に左官で仕上げていきます。

これだと左官をいれるので、なるべく安くしても材工で35坪ぐらいだと130万円ぐらいしてしまします。

平米単位の価格は9千円台になります。

もちろんサイディングがかからないので、サイディング代が50万円とすると80万円で外断熱ができているということになります。

これでもなるべくコストダウンしているので、他社よりは10万円以上安いと思うのですが、それでもお客様への提示価格を考えると150万円アップになってしまいます。

EPSの熱伝導率は0.034w/mKですが、今のところ主流は50ミリが主流です。

これは、50ミリまでは窓がそのままで対応できるからです。

これで、充填断熱に高性能なものを持ってきて、窓をトリプルにするとUA値が0.35w/m2K前後にまではする事が可能です。

充填断熱がGW(グラスウール)の場合は、0.5w/m2Kを切れるかどうかということになるでしょう。

HEAT20 G3に安くするには

EPS50ミリだとなかなかUA値0.3w/m2Kいかにするには難しいですね。

このサブ0.3という建物を作るためには、更に性能を上げないと行けません。

一般的には充填も、外張りもネオマフォームやフェノバボードを使えば簡単にこの数値の実現は可能です。しかしながら、フェノール系のボードは非常に高価ですので、付加断熱だけで200万円以上の費用がかかってしまいます。(工務店さんによっては300万円かかる場合があるかもしれません。)

それをなんか安くできないかなと考えたのが、当社のメタルジョイント工法です。

金属ブラケットを使って、32kg/m3のグラスウールを隙間無く建物全体に取り付けます。

当社のブラケットは100ミリ専用になりますので、100ミリの北海道仕様の外断熱が完成します。

これで、材料費が45万円ぐらいだと思います。施工費が5人工だとしても10万円程度で仕上がります。

ただし、外壁が別途必要ですから、今の建物にプラス50~60万円で外断熱の仕様の住宅にすることが可能です。

ちょっと宣伝チックになりましたが、この工法が日本で一番ぐらいに安い外断熱工法ではないでしょうか?

なお、近畿大学の岩前先生に三次元解析でシュミレーションして貰いましたが、北海道で主流の木さんを使った工法に比べて、壁全体の熱の漏れは少ないということになりました。

その差は、おおよそ2~3%程度ですが金属ブラケットの方が有意に熱欠損が少なくなります。

詳しく知りたい方は、お問い合わせください。

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Posted by 湊 洋一