お客様が理解できる言葉で話をする
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
今後はあまり深い話よりも、軽い読み物を目指します。
《《《2022年2月5日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第204号》》》
言葉で煙に巻く
これまでの、一般的な工務店は住宅の性能についてははっきり伝える事を避けてきたきらいがあります。
どういうことか?というと。
当社は断熱性能にこだわっています。
地震に強いです。
夏涼しく、冬暖かい家です。
エコ住宅なので、光熱費が安いです。
つまりは、そういう抽象的な文言で、さも良い家であるという事にしてきたということです。
もっと言えば、他社と住宅(商品)の比較をしにくくしていたのです。
これは大手ハウスメーカーも、分譲会社も、どの会社も全部同じような感じでした。
そこに登場したのは、一条工務店で、彼らのキャッチフレーズは、『家は性能』でした。
このように言うわけですから、曖昧な表現を極力避けて、数字を表現する事が一条工務店のセールストークになります。
その結果として、他社も追随してきて、これまでの、イメージで伝えるという習慣が減ってきています。
というものの、未だに曖昧な表現の方がこの業界は主流です。
これを変えていかないといけないと思っています。
お客様がわかる数字は温度と相対湿度と金額だけ
何かを伝えようと思うと、相手のわかる言葉で伝えないといけません。
その家が快適かどうかは、人によるわけです。
真冬で室温が18度で暖かいという方もいれば、24度にしないと寒い人もいます。
湿度も人間の場合は、肌や粘膜の乾燥で、乾いているなと感じますけれども、体に失丼センサーは付いていませんからね。
で、夏の不快指数という数値は湿度と温度で表されます。
冬は過乾燥が問題になります。エアコンで暖房しておくと、エアコンでは加湿できないので、過乾燥になります。ガスや灯油の暖房器具って燃えるときに水分を堕するので、あれ付けておくだけで加湿になるんですよ。
ダイキンの加湿できるというエアコンでも、加湿量は全然足らないです。
真冬で、加温しながら湿度を50%に保つという事はできません。
だったら思い切って、加湿器置いた方が良いのです。
ですが、冬は過乾燥になる理屈があって、それを説明してあげないとお客様は理解しません。
ちなみに、乾燥するってクレームが入ってから説明してもダメなんです。
事前にエアコンだけ、床暖房だけの暖房だと過乾燥になりますから、加湿してねといわないと、お客様は、『自分が建てた家が原因なのに、責任転嫁している』と思う方がいるかもしれません。
事前に説明しておけば、トラブルにはなりません。
後は、光熱費ですね。
これも何度も書いていますが、シミュレーションちゃんとしましょう。良いソフトが沢山出ています。
どれでも良いです。どれでやってもライフスタイルが違うとズレが出ます。ですので、これもきちんと説明しておきましょう。最大2~3割はズレるかもしれないという感じで。
でも、傾向がわかればいいんです。
冬の暖房の仕方、夏の冷房の仕方、外気温が何度になったらどうするのか?これを説明してあげるのは工務店の責任です。
一般的な施主は、UA値に関しての本質的な意味もわからないですし、許容力度計算の評点が、耐力壁をどう増やせば良くなるかなんてわかりません。
評点は説明したら理解してもらえますが、それでも良いか悪いかはなかなか理解してもらえません。
曖昧さを排除して、具体的に説明しよう
とにかく。曖昧な表現でお客様に良いイメージを持ってもらうということは、なかなか難しくなっています。
理由は、お客様が賢くなっているからです。
情報が、ブログ、書籍、YOTUBE何でも取れる時代になりました。
もう既に、『プロ施主』という言葉が生まれるくらい、プロはだしのお客様がどんどん登場しています。
曖昧な表現でお客様を誘導しようとすると、この会社は知らないんだ、できないんだと思われるのが落ちです。
であるなら、知らないできないと始めに言った方がマシですね。
次号以降はもうちょっと具体的にお伝えしていきたいと思います。
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