売れる住宅の作り方1
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年8月12日の断熱ブログ第38号》》》
お盆休みに入ったので、ちょっとまとめて、2021年版の売れる住宅についてまとめて書いていきます。
とにかくお客様の動きが細分化されて、更には動向がスマホ化、ネット化が進んできています。
これからも売れる住宅とは?
これから売れる住宅というのが、どんな住宅かという質問をたまに工務店さんから受けます。
どちらかというと、元々ローコストをやっていた工務店さんがちょっと迷走している感じの時に質問されます。
というは、皆さんはこれまでこんな感じで反響を取っていたと思います。
- チラシ、ポスティング
- 自社サイト
- SUUMO、HOMES等
- 地方の建築雑誌
- インスタなどSNS
この1~5を組み合わせていたと思うのです。
ですが、そもそも見学会に足を運ぶという人がかなり減っています。新型コロナウイルスの影響が大きいですね。
そのため、行動を促すチラシ、ポスティングが効かなくなりました。
物件が載っている、不動産系はまだまだ大丈夫なのですが、見学会、オープンハウスはよほど魅力がある住宅か、以前からマークしている住宅以外はお客様は行動しなくなっています。
例えば、自宅内でこんな会話が行われています。
『このチラシどう?見に行かない?』
『(WEBをみて)無いわ。』
つまりこういうことです。
お客様が興味を持つのは3つだけ
今の家を建てる層は主にこの3つしかみていません。
- 価格
- デザイン
- 性能
これまで家づくりをするために、必要だと思っていた人間性とか、地元企業だというのはどんどん希薄になっています。
隣の県の会社でも、価格が安くて、自分の趣味に合うデザインであれば契約には躊躇をしないという感じですかね。
それぞれに関して解説させて貰います。
1.価格
これは、もちろん安いというのはあると思うのですが、言葉にすると値ごろ感、お得感ですね。
買えるか買えないか?を決めるのに中心価格帯がどの程度なのか?を知りたいと思っています。
HEAT20のG2グレードの家が1500万円で買えるとは思っていませんが、2500万円以上と言われるとよほど他の要素が強くないと難しいでしょう。
2.デザイン
デザインが得意ではありません。
という工務店は、今後当社は生き残るつもりはありませんと宣言しているのに等しいです。
何も明日から、伊礼智先生になれとか、隈研吾先生のようなデザインをしたらいいと言っているわけではありません。
デザインの基本概念は整理整頓です。
見た目がすっきりしている、キレイな住宅を目指すことはどこでも可能なはずです。
かっこいい外観の住宅は、皆さんの宣伝材料になるので、見える側だけでも良いのでシンプルでかっこいい外観を目指して下さい。
3.性能
性能は、耐震性能と断熱性能です。
耐震性能は、耐震等級3を許容力度計算で取れるようにする。
これができると合格です。全棟目指して欲しいのですが、このあたりは各社のポリシーです。
とにかくやったことがあるというのが重要です。
できると思いますでは説得力が全くありません。
断熱性能は、HEAT20のG3グレードが目標です。
これは全棟そうする必要がありません。ZEHグレードからG3にするのには実行予算で200万円以上、下手すると300万円コストアップします。
これもできると思いますというレベルではなく、一度はやったというレベルで考えていただければOKです。
実際にG3の家づくりをできる会社を探している素人がどんどん増えています。
人間というのは、指標が示されるとそれを超えたいという欲求がきっと有るのだと思います。
明日は、もう少し詳しくそのあたりを深掘りしていきます。
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