UA値競争意味なし 2
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年6月2日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第314号》》》
真冬に無料の暖房器具
冬の場合も少し見ていきましょう。
魔法瓶の家という手垢がついた表現をたまに見ますが、魔法瓶の家が良いというのは、中に暖かいものを入れるからです。
つまり、温度変化が少ない家といいたいのだと思いますが、窓は光とともに、エネルギーが入ってきます。
夏には邪魔になるこの熱エネルギーは、真冬には貴重な無料の熱源、つまり無料の願望器具になるわけです。
これを無視して、設計しても住環境は改善しません。
では、どのようにプランニングすれば良いでしょうか?
基本的には、昔ながらの南向きの家を作れば良いということになります。
南側に大きな吐き出しを並べるというプランニングが一番良いといわれています。
明石にある松尾設計室さん建物の外観見るとよくわかります。
この吐き出し1枚から1時間に650w程度のエネルギーが入ってきます。
冬の場合は日射が奥まで入り込む代わりに、日が照っている時間が短いですから、昼間の3から4時間程度がどんどん太陽光が入っていくる時間になります。
これだけで吐き出し1本で2.2kwh程度の熱が入ってきます。
それが、4本あると8.8kwhですから、1kwhの電気エネルギーが35円としても毎日300円のお金を節約できることになります。
11月~4月までの半年間で、年間に5万円以上の節約になります。
これが、隣地に家が建ったり、改築するまで入ってくるとすると、30年としても150万円程度の節約につながります。
UA値だけ上げても、ある程度の節電にはなりますが、窓の計画1つで大きく結果が変わってきます。
UA値だけではなく、プランニングをしっかりすることで、徹底的に節約できて電気代がかからない家が出来るわけです。
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