お客様は探しています UA値編
新年明けましたおめでとうございます。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年1月4日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第171号》》》
価格以外の品質を表す数値
現在、UA値を元に住宅会社、工務店を探している一般施主が増えています。
昨日もこんな投稿を見かけました。
これを見ておわかりの通り、6地域で高性能住宅を探している施主は、こんな風に思っている訳です。
UA値0.49~0.40のサブUA0.5のゾーンが庶民的な高性能住宅であると定義づけされている訳です。
つまり、これ以下は眼中にはないぞ!という宣言にもみえます。
これには理由があって、数値で表すことができるからなんですね。
これまでも、自動車の低燃費競争や、果物の糖度表示、パソコンのCPUのクロック競争、さらには、インターネットのスピード競争、米の醸造歩合など、価格以外の価値の提供はありました。
これが価格であれば、PCにも、果物にも、PCにも、インターネットの月額費用、お酒にも共通する概念ではありますが、商品の品質を表す数値は競争になりやすいのです。
そして、施主のだいたいのイメージですが、HEAT20のG3で3000万円、G2.5で2500万円ぐらいというツイートも見かけたことがあります。
一応参考に価格を載せておきました。これは、これで作らないといけない、売らないといけない訳ではなく、あくまで参考です。
ツイートを見ていると、下手な通風や意匠よりも、断熱が言い方が良いという価値感を持った方の発信が増えていて、それを一般の方が質問をしたりと、価値の伝搬が起こっている様ですね。
当然ですが、我々のようなプロよりも、一般ユーザーで家づくり情報を発信している素人の方には質問しやすい訳です。
とにかく、できる数値をなるべく早く上げる
UA値に関しては、好むと好まざるに関わらず、絶対的に上昇して行く現象が起こってきます。
ですから、現行で断熱等級4程度の性能の会社は、取り急ぎZEH程度には性能を上げて欲しいと思っています。
そして、UA値を0.05刻みぐらいであげていくシミュレーションをしっかりして欲しいのです。0.05が細かいとおっしゃるのであれば、0.1刻みでも構いません。
できればUA値0.25まではできるようにしておいて欲しいのです。
この話は何度も書いていますが、冒頭の図を一般人が作るようになっている現状を考えるとのんびりしていられないでしょう。
この波は急激にやってきて、対応できない工務店を置き去りにしていきます。
まだまだ、大多数のこれから家を建てる方はあまり興味がない様に見えますが、それでも、家の性能はどうでも良いと思っている訳ではなく、価値観を持っていないので騒がないだけです。
これを何かのきっかけで知ってしまったら、その品質を示す数字を元に住宅を探すようになります。
その時にできないということであれば問題なので、ここまではやりますという数値を明記する必要があると真剣に考えています。
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