夏のプランニング エアコン編1
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
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《《《2022年8月16日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第387号》》》
エアコンのプランニング
各居室にエアコンを付けるという時代は、もう過去のものです。
ただし、断熱等級4ぐらいの建物は、確かに居室に1台ずつ付けた方がいいかもしれません。
そして、ZEH以上の建物は、1階につき1台で基本的に、夏涼しく、冬もまあまあ暖かくできます。
これからは、1フロアー1台のエアコンで空調して行くことが可能です。
そして、その取り付けるエアコンのプランニングする事を、冷暖房負荷を計算するといいます。
冷暖房負荷の計算方法は、色々でていますのでググって欲しいのですが、簡易計算はこんな感じです。
Q値を使います。日射取得、日射遮蔽を度外視するとこんな感じになります。
最大暖房能力 = (Q値 + C値/10) x のべ床面積 x (設定室温 – 年間最低温度)
最大冷房能力=(Q値+C値/10)xのべ床面積x(年間最高気温-設定温度)
ここで出てくるのが建物のC値でして、隙間が大きい建物がQ値を悪くするのですが、C値が0.5以下ぐらいだと、その影響は更に1/10になるわけですから、影響はほとんどありません。
これで、暖房の能力と冷房の能力をそれぞれに出していきます。
例えば、のべ床100平米、冷房設定温度25度、最高気温36度で、Q値が2.5とUA値的には4等級に近いものとすると。
(Q2.5w/平米K―C値0.5/10) x 100平米x(36-25)=2.695kwh
3kwhよりも小さい数字になります。
つまり、10畳用エアコン1台で建物全体を冷房できることになります。
これが一番簡単な方法ですが、実際には生活廃熱や、日射取得分のエネルギーが入ってきますのでこれを排熱しないといけません。
そのため、きちんと計算しないと不足になってしまう婆も考えられます。
ですが、いずれにしても計画して、エアコンの数やサイズを決めるというのが、プロである住宅関連で働く人々に求められている新しいスキルなのかな?と考えています。
明日は、実際の配置計画についてです。
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