一条工務店並み超高断熱住宅 シミュレーション 3

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。

もう10月ですね。早いな。今年も残り3ヶ月!頑張ります。

《《《2021年10月1日の断熱ブログ第83号》

同じ建物を札幌に持ってくるとこうなる

シミュレーション三昧も大詰めです。

今回は、この3部作でUA値0.24のHEAT20 G3(6地域)よりも良いものをシミュレーションしています。

このシミュレーションでの最大の目的は、この断熱工法をなんとか有名にしたいって事なんですよ。

これは外張りなのですが、これと充填を組み合わせるとUA値0.24は狙っていけます。2021年内はモニターキャンペーンやっております。ご興味があればお問い合わせ下さい。

さて、その仕様で札幌(2地域に)持って行くと、具体的にどうなるのでしょうか?

詳しいところはさておき、年間の光熱費は20万円を切ります。2地域の札幌であっても月に2万円の電気代を大幅に割り込みます。

例によって、調理・家電費、照明費、換気費用はどの地域での同じなので、異なる暖房費、冷房費、給湯費で比べてみたいと思います。

 東京(6地域)長野(4地域)札幌(2地域~
暖房費\0\29,845\49,493
冷房費\10,975\7,049\2,992
給湯費\46,785\63,441\70,560

このように、2地域の札幌は、比較的4地域の長野の延長線上という色が強い余蘊に感じます。

給湯費は、北海道なのでもう少し高いかもしれませんね。

この前提は、エアコンが2台必要になります。

夏用は、東京、長野と同じ6畳用で充分なサイズになります。

年間の冷房負荷は、579kwhです。都内だと1ヶ月でこれより多くなりそうですね。

そして、重要な暖房ですが、適正なエアコンは、暖房用だと14畳用になります。その年間暖房負荷は、4399kwhになります。

長野の暖房負荷は、3,185kwhですので、札幌の暖房負荷とは17.5%程度の違いしかありません。

長野の平均最低気温が-0.7度で1月なの対して、札幌の1月の平均気温が-2.5度、2月は更に下がって-2.7にもなります。

これだけ温度差があっても、実際の暖房費の差はそれほど大きくありません。

結論 高性能な住宅は冬対策には最適

今回のシミュレーションから解るのは、寒いエリアに行けば行くほど、高性能住宅の需要が高まるということです。

それでも、UA値0.24程度まで性能を上げていくと、エアコン1台でも充分に組み立てをすることが出来ます。

冷房に関しては、暖房費に比べて充分小さく6畳用エアコンでもどこでも充分に快適な環境を構築することがとても簡単だということです。

この時には、重要な要件が日射遮蔽なんです。どんなに涼しい家を建てても、太陽光がどんと入ってくる住宅を建てたら元も子もありません。

冷房対策は、断熱以上に日射遮蔽が重要になります。

このあたりは快適な住環境を構築する必須条件ですから、是非実践して下さい。

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Posted by mx-eng