壁面に注目する快適性 4

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株式会社MXエンジニアリングの湊です。

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《《《2022年5月30日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第311号》》》

冬のPMV

冬の条件は、夏とは違ってこうなります。

室温 24度、相対湿度35%、壁の温度23度、気流0.5m/s、着衣量1、座っている1

の時のPMV-0.476 PDDは、9.736になります。

この場合は、少し肌寒いけれども、9割以上の方が快適という空間になります。

着衣量1というのは長袖、長ズボンという感じです。まあ、可も無く、不可もないというかんじでしょうか。

これは、断熱性能がまあまあの建物の場合です。室温に比べて、壁の温度が1度ぐらいしか変わりません。

無断熱になると、壁の温度がどんどん下がってきます。例えば、壁の温度が15度にすると。

すると、PMVは-1.30で、PDDが40.30となりまして、4割を越える人が寒いという訳です。

日本の無断熱の家屋はもっと壁温度が低くなる場合もあるので、寒い空間で生活しないといけません、

こうなると、こたつに足を突っ込むか、もっと強力な暖房器具が必要になります。

こたつをシミュレーションできないので、着衣量を冬の屋外でも活動できる程度まで上げて、着衣量をここから1.5にしてみます。これは、ビジネススーツにコートと冬の外をうろうろする服装です。

PMVは-0.37、PDDは7.66となります。これは少し肌寒いけれどもほとんどの人が快適というレベルです。

一旦着衣量を、元の1に戻して、室温を26度にしてみます。

PMV -0.897832PPD 22.021

となりました。これでも快適だという事になりますが、こたつの方が快適性能は上になります。

壁の温度は、夏の方が敏感に人体は反応しますね。

というのは、普段から人体が外に向かってエネルギーを出しつつけています。体温が37度前後と、常に外周温度よりも高いので、寒さには鈍感です。

ところが、暑さの場合は33度を超えると人体は体に熱を受ける形になります。

つまり、自分の熱を捨てられなくなる訳です。

これが不快の元になります。

つまり、夏対策の本質は、室温もそうなのですが、放射温度、つまり壁の表面温度の対策にもなります。

冬対策は、室温の方がより大切になります。

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    Posted by 湊 洋一