壁面に注目する快適性 2
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年5月28日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第309号》》》
取りあえずPMVを使う
SETでも、PMVのどちらでも良いのですが、PMVについて検討すると、全体の何割が不快に思うかを推測できるので、便利です。
それとPMVはISOにも採用されている国際基準ですから安心ですね。
そのPMVを算出するのに不可欠な6要素を簡単にお伝えしていきます。
温度 空気の温度、つまり室温をいいます。
相対湿度 いわゆる湿度です。
放射 放射温度を差します。壁、天井、床の温度の平均ということです。
気流 その場所での風速を指します。エアコンからの吹き出し口は強~急の場合風速6メートル以上の
風が吹いています。人体は、風速1メートルあたり、1度体感温度差が下がるといわれています。
着衣量 裸がゼロ、真冬の北海道での服装が3~4程度、ビジネススーツが1として、数値で簡易的に表現します。
活動量 座っている状態が1、寝ていると0.8、事務仕事が1.2、立ち仕事が2,スポーツが2~2.5程度という感じで感覚で入れて下さい。
つまり、人体は同じ室温でも、運動量や、着衣量によっても感じる温度が変わりますし、当然ですが、壁の温度によっても体感温度が変わります。
更に、PMVという指数においては、100%という概念がありません。
どうしても、個人差があるので、最大でも95%の人が満足する環境しか作れません。
つまり、どんなに良い環境にしても5%の人はちょっと寒い、とか、ちょっと暑いとか感じてしまう訳です。
例えば、真夏に代謝が高かったり、少し太っている人はエアコンを強めに設定しますし、その逆に代謝が低く、体温が低めな人で、痩せ型の人はエアコンを弱めたり、止めたりします。
こういう個体差が必ずあるので、PMVでは100%という数値が実現できません。
もちろんですが、100%不快というのは存在します。気温40度はどの人にとっても深いでしょうし、冷菓5度にもなると快適だと思う人は皆無です。
そんなPMVを明日は実際に条件を設定して遊んでみたいと思います。
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