家を小さく+セルフビルドで住宅を安く
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年11月9日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第115号》》》
住宅価格を下げるために
昨日も書きましたが、住宅価格を下げるために必要なことがあります。
どうして、住宅価格を下げる必要があるか?というのは、昨日も書きましたが、原油高、資源高を背景に建材がどんどん値上がりしていて、ウッドショックも合わせると、300万円あまり原価が上昇していて、更に断熱性能を上げるのに100万円はコストアップするわけです。
お客様に負担して貰うにしても、全額は到底無理です。
その結果として、コストダウンしないといけなくなっています。
ですが、この原料高の中で、更に価格を引き下げるのは到底難しいですよね。
まさか、お風呂をマンションタイプに変えるわけにもいきませんし、キッチンを賃貸専門の安いステンレスに替えるわけにも行きません。
個人的にはどうせ20年もすれば取り替えるのなら、そんなものでも良いとは思いますが、それこそメンタリティー無視の考え方です。
お客様は家が欲しいのではなく、住まいが欲しいわけですから、賃貸と同じグレードのものでは満足してくれません。
そのために、昨日は2つの案を書きました。
1つは、サイズを小さくすること
2つめは、セルフビルドを標準にすることです。
建物を小さくするために
建物を小さくするためには、説得が必要です。
せっかくの我が家を小さくする。土地も狭くするというのは、リスクがあります。
どうせだったら60坪、どうせだったら収納たっぷりなのがお客様の基本的な希望です。
しかしながら、食品ロスの削減、SDGsなどのメッセージが出される昨今にあって、無駄なスペースを住宅内に確保するほど無駄なことはありません。
住宅が大きいと資源の無駄遣い。
ということで、小さい住宅、タイニーハウスというコンセプトが登場しました。
ミニマリストという言葉がありますが、資材を最低限で暮らせば無駄な収納や衣類なども必要なくなります。
ですから断捨離をしっかりと行って、ものを減らしてから引っ越しをしましょう。
収納が減りますし、そんなに広すぎるスペースは必要ありません.
更に、子供部屋を3畳程度に抑えるというのも一つの考え方です。
窓数も、サイズも減らせますし、良いことずくめです。
とにかく、建物を小さくしましょう。そうすると土地も小さくできるので、絶対におすすめです。
こうすると、坪単価を上げながら、総額を抑えることができます。
例えば、35坪を30坪に減らせたとして、売値が坪65万円だとすると325万円程度のコストダウンができます。
大きな家は資源の無駄遣い!でいいですね。
セルフビルドを取り入れよう
更に、セルフビルドを標準にしてください。
つまりは、クロスは全部用意はするけど、張らない。漆喰は材料の用意だけで、コテや足場になる道具は、貸し出すのはどうでしょうか。
これだけで、クロス屋さんに払う資金をいったん浮かせることができます。
流石に大工仕事をセルフビルドにすると、構造的に問題がでるかもしれませんが、石膏ボード以降の工事は施主ができるかもしれません。
最低限、壁だけはセルフビルドにして、できないとなったら職人を貸すというスタイルが良いでしょう。
ということで、左官、クロス張りはお客様個人でできる場合があります。
汚くなっても、将来的には味になりますので、まずはセルフビルド前提でコストが安い建物をいったん見積もってみてください。
その2つを対応することで、最低200万円、できれば400万円は下げられるのではないでしょうか。
建物のサイズは意外にとても売値に関連します。もちろん、利益率が悪くならないように注意が必要です。検討してみください。
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