HEAT20 システム認証始まる
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年5月1日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第284号》》》
HEAT20の認証
2022年4月からHEAT20の認証が始まりました。
認証とは、HEAT20が一般社団法人として、その住宅がHEAT20のG1、G2、G3に当てはまるかどうかを認定してくれる仕組みになります。
これまでは、ガイドラインだけ示して、HEAT20のガイドラインに合致しているかどうかは各自の判断だったのですが、これを組織として認定してくれるというのは大きなの進歩だと思います。
では、今回のHEAT20の認証とはどんなものなのか?見ていきましょう。
現在、一般的にHEAT20の各グレードの数値は、あくまで代表的な地点での数値であるということです。
今回の認証では、地域によっての補正値を加味して、判定をします。
そして、その判定基準はUA値ではなく、室温と省エネルギー性能になります。
- 室温 更に2つの基準になります。
暖房機最低室温 それぞれの地域とG1~G3の性能値における最低室温を超えること
建物の中で15度以下の割合 暖房機の最低室温を15度して,それを下回る建物の面積割合を決めています
2.省エネルギー性能 更に2つの基準からなります。
断熱等級4に比べての削減割合
連続暖房における削減率 断熱等級4は居室のみ暖房の条件に比べて削減率
この2つの基準をクリアするものをHEAT20のG1や、G2、G3に認定するとしています。
また、同じ6地域でも寒い市町村と暖かい市町村があるので、アメダスデータを基準に補正をかけることになっています。
そして、その上で、どの市町村のUA値がいくつの建物を認証するということになったのです。
システム認証とは?
今回のHEAT20の認証とは、システム認証ということになっています。このシステム認証というのは、UA値の計算は基本的に工務店が行うものになっています。追加料金を支払うと計算も事務局でやってくれるそうです。
そして、計算指されたUA値を下記のページに入力して、選んだ市町村だと認定するか?しないかを示すものとします。
そして、最終的に認証されれば、HEAT20が認定書を発行してくれます。
ここで問題は、HEAT20が見ているのはUA値だけで、平面図、立面図、窓の性能などではないことです。
システム認証というのは、UA値だけで性能に合致しているかどうかを確認するものというわけです。
ちなみに、認定のための手数料ですが下記のようになっています。この認定があることによって、補助金が出るわけではなく、BELSのように公的な認定ではない事から考えると非会員の価格は少し高い気もします。
認定料 非会員 88,000円 会員 44,000円
この認定に関しては、当初はHEAT20の会員意外に急には普及しないかもしれませんが、あくまでガイドラインを示すだけだった、HEAT20が自社で認定を始めたという点は意義があると思います。
この判定機能は、ホームズ君のアップデートには含まれたそうですから、ホームズ君でシミュレーションしている方には便利になりました。
当社は会員でもないのでとやかく言う立場ではありません。ただただ、どんな基準でも良いので、どんどん性能の高い住宅が増えれば良いなと思っています。
そのためにも団体であるHEAT20には頑張って欲しいですし、ゆくゆくはこのようなシステム認証から、個別住宅の認定を行うように変わっていって貰えると嬉しいなと考えています。
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