中古住宅+性能UPリノベが一番安い
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年11月23日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第129号》》》
賢いお客様が増えています
この間、工務店の社長と話をしていたら、『最近は冷暖房負荷を自分でできるお客様が来る』とか、『お客様がUA値を指定してくることが増えた』ということを聞きます。
YOUTUBEの松尾設計室の松尾先生やラクジュの本橋さん、自分でYOUTUBERと自己紹介をするオーガニックスタジオ相模さん、ウエルネストホームの早田さんなどの様々な映像を見てから家づくりを始める方が増えています。
書籍も、同じくYOUTUBERの設計士のげげさんが書かれた書籍、東大の前先生の書籍、松尾先生の書籍などを参考に読み込んで来る方も増えています。
とにかく、これまでは、工務店の方が情報を持っていた時代でしたが、最近は工務店が知識や家づくりによって選ばれる時代になって来ていると感じています。
価格に関していえば、お客様同士が簡単にコミュニケーションが取れるようになったので、見積もりの確認なども簡単にできるようになりました。
LINEでは、アイ工務店押しの方のコミュニティーで常時500名以上の方が集まって情報交換しています。見積書のスキャンや、図面の一部などを掲載して、疑問点や質問点の意見を話し合っています。
そのため、工務店やビルダーのだましのテクニックは一切通用しなくなりました。
この方が安いからとか、性能のためにというその場限りの言い訳は信頼を損なうの止めた方が良いです。
契約をしているお客様でも、情報交換で真実を知ると果敢にキャンセルを詣でる方も増えています。
性能対比で、見積書の中身が検証される様な時代がすぐそこまでやってきています。
建材価格の高騰に歯止めがききません
そして、今年4月から始まったウッドショックが値上がりが収まったものの、まだ下がり始めていません。
更に、食洗、サッシ、IH、エコキュート、電材関係など納期の延長、納期の時期が未定担ったり、更に2022年移行の値上がりも確定的になってきています。
とにかく新築は100万円程度の価格UPではなく、300万円以上売値を上げないと全く採算が取れないという現実が10月以降現実のものになっています。
2022年は下手をすると500万円程度の値上げが必要になるかもしれません。
そうなると、俄然面白くなってくるのはリノベーションです。
2021年11月末時点での価格構成はこうなっています。
新築分譲 建物1600~1800万円+土地
新築注文住宅 建物2000~2500万円+土地
地方に行くと、分譲住宅の価格は、土地込みで2000~2700万円ぐらいでしょうか。もっと安いところもありますが、今後建ってくる分譲住宅は2500万円を下回っての販売時には、これまでよりも2~5坪小さくなる可能性があります。そうでないと、値頃感の価格を出せません。
注文住宅も今後は更に200万円程度値上がりして来そうですね。
そこで、中古住宅の登場になります。
中古住宅の場合は1500~1700万円でスケルトンリフォーム+HEAT20のG2クラスの断熱性能は充分に出せます。
中古住宅が800万円とすれば、2300万円ですが、5000万円前後の中古住宅であれば充分分譲住宅と戦える水準で提供が可能です。
問題は、中古住宅の場合は耐震性能をどの程度にすれば良いのか?このあたりが疑問点ですね。
新耐震基準の住宅であれば、耐震等級3は充分に狙えますが、1982年よりも古い建物の場合はそれも厳しいです。
ということで、このあたりをどうやって賢いお客様に納得してもらえるか?この点に今後の課題がありそうです。
それでも、中古+性能向上リノベは充分に今後のメニューにできるのではないかなと思います。
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