ペットボトルで除湿ができるか? 下
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年7月25日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第367号》》》
28.4℃、相対湿度61%
昨日の記事は中途半端に終わってしまいました。
今日は、じゃあ計算上どうなる?って話をしていきたいと思います。
例によって、絶対湿度を確認しておきます。
28.4℃ 相対湿度61%の時は、絶対湿度が17.0g/立米となります。
やはりちょっと湿度高めですね。
ちなみに、今日の東京の気温と相対湿度はこんな感じでした。
最高気温32度、相対湿度80% この時の絶対湿度はなんと27g/立米です。
28度で60%前後の湿度なんて可愛いものです。
ですがこの時の露点は、20.15度になっています。
ちなみに、東京の32度、80%の時の露点は、28.1度です。つまり、28度で結露するという訳です。強烈ですね。
つまり、ペットボトルが零下10度から20度になるまで結露し続けるということになります。
温度差は、30度ですから結露量を計算したいところですが、空気は動きますし、密閉状態でも要素が多いので、3次元解析でも回さないときちんと計算できません。
ですが、今回の例でいけば、こうなっています。
28.4℃ 61%が このように変化しています。(絶対湿度も計算してみました。)
10分後 27.6℃ 相対湿度57% 絶対湿度 15.2g
30分後 24.8℃ 相対湿度64% 絶対湿度 14.6g
60分後 24.2℃ 相対湿度66% 絶対湿度 14.5g
180分後 27.3℃ 相対湿度66% 絶対湿度 17.3g
その後も体感では、1時間程度は涼しさを維持したとありますが。10分後から、30分後、さらに1時間後に相対湿度は上がっていますが。絶対湿度が下がっているのです。
絶対湿度だけを見ると、実験スタート時 17.0g⇒15.2g⇒14.6g⇒14.5gと低下していることが解ります。
脱衣所の気積が7.8立米ありますから、水蒸気量でいえば、
7.8x17.0g=132.6g
7.8×15.2g=118.5g
7.8×14.6g=113.9g
7.8×14.5g=113.1g
と、おおよそ30分~60分で20g程度除湿できたことになります。
ということで、ペットボトルでの除湿は除湿量が低いのかな?もしかしたら扇風機を回した後の方が除湿量も増えたかもしれませんね。
この辺りデータをきちんと取ると面白かったでしょうね。
冷凍させるフィン形状の物体に、ファンを付けたら意外に除湿するかもしれませんね。
ちょっとした思考実験でした。面白かったのでまたやってみます。
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