熱中症を防ぐために
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年6月27日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第339》》
熱中症が危ない
熱中症は、どんな条件で発生するのでしょうか?
熱中症は、昔は日射病といいましたが、体内の熱を上手く排出できない事で起こる病気です。
コロナでも問題になりました、熱が人体を壊します。人間の体は、脳も内臓も42度ぐらいを越えると上手く働かなくなります。それが長時間続くと、温度が下がってもすぐには元に戻りません。
これは人種、年齢、男女の別などによっても差があります。
熱中症にかかりやすい人は、病気にかかっている人などを除くと、こんな方がかかりやすいです。
- 高齢者
- 乳幼児
- 肥満・太り気味
- 脱水状態
- 運動不足
- 着衣量が多すぎる
- 夏の初めなど、暑さに身体が慣れていない
そして、のどが乾く前に、水分補給をすると、汗が出て体温が勝手に下がりますが、水だけで、ミネラルを取らないと、それも良くないので、塩タブレットを2時間に1回取ったり、スポーツドリンクなど塩分を含む水分の摂取も有効です。
また、適度な運動と適切な休憩も必要です。
建築の観点から熱中症予防
では、熱中症になるのはどんな気候状態の時でしょうか?
温度が31度を超える状態+湿度が70%を越えると一定数熱中症になるようです。この時の絶対湿度は22g/立米になっています。
そのため、熱中症を予防しようとすると、室温では28度以下、湿度はできれば50%以下が望ましいです。
この時の絶対湿度は、13.3g/立米です。
つまり、温度は、28度以下で、湿度最低でも60%、絶対湿度は15g/立米を切るような環境を作る必要があります。
このためには、2つの条件が必要です。
1つは、エアコンを適切に運転して、28度以下の環境を常に作る事。
もう1つは、28度で運転していても、暑くない環境を作るために、壁の温度は、30度を下回るように断熱をきちんと計画することです。
エアコンを適切に運転すれば、湿度も充分に下げられます。除湿機などを使って無駄なエネルギーを使う事はありません。
そのため、空調計画をきちんとして、使い方をお客様にお伝えする。
これが、我々建築屋さんにできる事だと思います。
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