プラン講座 距離の感覚
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年7月19日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第361号》》》
◆建物の中の距離
建物の中の距離というのは、感覚としてとても重要です。
書籍で、『一生使えるサイズ事典 住宅のリアル寸法 完全版』がありますが、これなんか距離感をつかむのに最適な書籍だと思います。
この書籍にもありますが、ベットと壁の距離なんかは、最低寸法があります。
この書籍によると500ミリになっています。
この他にもクローゼットの寸法まわり、天井の高さなどありとあらゆる寸法が、建物には存在します。
正直な話、この書籍委書かれている寸法を全て満足させることは、よほどベテランでも難しいのかなと思います。
ですが、ご存知の様に建物というのはどんどんコストが上がっていますので、当然ですが広い方向から、狭い方向にトレンドが移動していきます。
建物は小さい方がコストが安いですからね。
そのために、寸法の感覚をこれまで以上磨く必要に迫られるシーンが増えてくるのでは無いでしょうか?
最低限必要な寸法感覚
この書籍の中で、一番重要なのが、キッチン、リビングまわりの寸法です。
特に、キッチンと収納、冷蔵庫の関係は、絶対に見落としてはいけません。
シンクとレンジの位置関係も本当に重要です。
更に、テレビとソファーの関係、最低寸法、テレビのサイズと距離の関係を間違えると、お客様が一生後悔します。
これらについて、きちんとチェックリストを持っている工務店はほとんどいらっしゃいません。
天井髙さ、廊下のサイズ、ドアまわりのサイズなどもとても重要ですが、最低でも、住宅の顔といういうべき、リビングとキッチンまわりの寸法、それから主寝室の寸法は抑えておいて欲しいなと思うのです。
機会があれば具体的なサイズについて詳述しますが、とにかくこの本は良いので買っておいて下さいね。
あとは、危険なのがドアまわりの配慮です。
勝手方向、引き戸、開き戸などの選択やちょっとした寸法上の配慮で、本当に結果が大きく変わってしまいます。
その結果がお客様の後悔になりますので、口コミをよくする意味でも、間取り、プランでの寸法の感覚、距離の感覚は設計者として養っていってほしいものです。
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