真夏に暑くて居られないわけ

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株式会社MXエンジニアリングの湊です。

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《《《2022年6月29日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第341》》

昔の住宅でよくあったこと

昔の住宅やマンションでも、よくあったのですが、エアコンを付けて空気はかなり冷えているはずなのに、何だか暑いって事がありました。

古い家屋でも今でもそんな現象が起きているのでは無いか?と推察されます。

何が起きているのか?をちょっとした、グラフを使ってお伝えして行きたいと思います。

当社で使っているWUFI というソフトがあります、このソフトを使って壁体内の温度分布のシミュレーションが可能です。

これを使うと、外がどうなるときに、内壁の温度がどの程度になるのかが大凡わかります。

あくまでシミュレーションですから、予測でしか有りませんけれども。

そして、この6月の下旬のように、真夏日が連続するようなときは、日光が当たる外壁面や、屋根はかなり高温になります。

屋根面は、50度を超えて来ます。外気温が35度を超えてきて、更に輻射熱が加わるので、当然といえば当然です。

壁構成としては、一般的な断熱等級4以下のの場合は、2階の天井面や、西日が当たる外壁などは50度を超える可能性があります。その場合の内壁は40度を超える場合があります。

その状態で室内を27度にしたことを考えます。これはエアコンの設定数値を25度ぐらいにして2時間ぐらい経った状態で、こんなものです。エアコンはしっかり効いている状態というわけですね。

この時のPMVは1.2になります。

着衣量は0.5程度、活動量は1.0。つまりは、半袖長ズボンで、座っている状態です。

この1.2という値はおおよそ40%の人が暑いという状態です。

これが、エアコンをかけているのに、室温は快適なはずなのに何だか暑いということの正体です。

ここからエアコンを使って室温をさらに2度下げて、25度に下げると、PMVは0.4になります。

ここまで下げると、およそ93%ぐらいのほとんどの人は暖かいけれどもまあまあ快適になるというわけです。

この状態では、もちろん快適ですが、このまま眠ると確実に翌朝ノドがやられてしまいます。

室温が25度という事はエアコンの設定温度は23度ぐらいにしないといけないわけです。

更に、壁の温度は朝まで23度設定で冷やすとすっかり冷めてしまいますからね。

断熱性能を上げてみると?

断熱性能を上げて、断熱等級7に建物でシミュレーションします。

ここまで性能を上げると。夏の熱気はほとんど壁からは侵入しません。そのため、内壁は30度程度になります。

着衣量と活動量は同じで、内壁の温度が30度だとすると、室温27度の時のPMVは、-0.2になります。

これはもう95%の人が快適で、5%程度が少し肌寒いというくらいの環境になります。

つまり、それだけ室温を上げられる=エアコンの消費エネルギーを下げられるということになります。

流石に、これでもこのまま眠るとちょっと風邪を引きそうですが、1、2度温度を上げることで回避できます。

なお、壁の内側の温度はあくまでシミュレーションでしか有りません。

実測値はもう少し上がったり下がったりするはずですが、内壁の温度で、これだけ快適性が違うという事をご理解いただきたくて、PMVのグラフを使ってみました。

夏の住宅は、まずは日射遮蔽が重要です。次に、窓を開けずに湿度を低く保って、最後に断熱性能がしっかり壁の内側の温度を保つと、本当に快適な住宅を作ることができます。

この説明で、2階でエアコンを使ってもどうにも暑い、寝苦しいという問題の原因がご理解いただけるのではないかなと思った次第です。

ご参考になれば幸いです。

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    Posted by 湊 洋一